Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

コインの旅路

2009年12月24日 | 日記
とあるスーパーの料金の支払いに小銭入れから出した500円硬貨。何度も裏表を確認した後、「お使いになりますか?」とレジ嬢。なんのことかと尋ねたら「天皇在位20年記念コインですよ。」との返事。
コイン収集家でもなく、金は使う、使われるものと思っている小生に、なお続くレジ嬢のアイコンタクトに根負けするとともに、そう今日は天皇誕生日の休日であったことを思い出し、何かのご縁とそのコインを再びお預かりすることにした。(滞在される期間は不明。)


ともかく、このコインは先月11月12日に発売されたもの。どなたかが購入されて、お使いになり始め、以後、人々の財布を渡り歩いて使われて、まだ、約40日しか経っていないことになる。
その間、気づかれずに使われてきたのか、気がつかれていたけど使われてきたのか知る由もない。しかし、ワンコインと称されるこの硬貨、以前の価値よりも、より頻繁に使われるコインとなって、各個人での滞留期間が少なくなってきたものと想像される。
500円もあれば大型のケーキが買えたのはいつの日だったか。そういえば天皇誕生日に続く明日はイエスキリスト様の誕生日だ。

それは、どうやらヌートリアという哺乳類様だったようだ。

2009年12月21日 | 日記
淀川、穂谷川の合流地点でみたものは残念ながら「かわうそ」ではなく、ヌートリアという哺乳類であることが「淀川河川事務所」HPの淀川談話室のQAに掲載されていた。どうやら多くの目撃者もあり、日本各地に生息しているようだ。(やっと見つけたけど。)
スペイン語辞典でNutria、かわうその訳があった。

日本人によって持ち込まれ、やがて人間の手を離れて野生化し、自然増殖を始めた帰化動物らしい。戦前は軍用の毛皮獣として輸入され、第二次世界大戦中は、防寒用の毛皮を採り、肉は食用とするために多数飼育されていたという。第二次世界大戦が終わると需要がなくなり、放逐されたりし生き残ったものが野生化、各地にちらばった歴史をもっているとのことだ。
戦争の犠牲者がここにもいる。
草食性であるようだ、これからも淀の芦原に生き、たくましく世代をつなげ。
(写真は河口から30キロ地点表示杭)



穂谷川、淀川合流域で見たもの(Otter?)専門家にも聞きたい

2009年12月13日 | 日記

運動不足を解消するため、淀川の土手をよく歩く。今春のある日の午後、牧野ゴルフ場の横を流れ淀川へ合流する穂谷川の水面をじっと興味深そうに眺めているある御仁の姿を目撃した。(偶然に)
近頃よく見かける白鷺か、鯉でも観察しておられるのだろうと目線の先の川面も見つめると、向こう岸の水面ぎりぎりのところで黒い物体がゆんわりと波紋を立てて動いているのを目撃した。(距離約15m)

持ち合わせていた双眼鏡でその黒い物体にピントを合わせると、なんとラッコではないか。しかし、例の背面泳ぎはしていないし、こんなとこにラッコなんているわけないと間をおいてから納得。
さて、その物体こそ絶滅危惧種「かわうそ」だったのではないのか。今となっては同調していただける方はいないが、「かわうそ」だったに違いない。彼(女)は、じっと見つる人間様を恐れることもなく3分間遊泳し、やがて草むらに隠れてしまわれた。