Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

南海 諏訪ノ森 駅

2019年02月19日 | 日記
南海 諏訪ノ森 駅



2月上旬、仕事でトヨタカローラ南海本社を訪問させて頂いた。
公共交通機関を使った場合の最寄り駅は南海電車「諏訪ノ森」駅。徒歩でも数分のところにある。

帰りに電車の待ち時間が少しあり、この動画を撮影。
由緒、歴史のある土地柄もあって以前、駅舎改修工事をやっていた時に立て看板があり、次のとおり記載されてあった。


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大正ロマンの駅舎とまち
大正8年に、駅の位置を160mほど南に寄せて新しい駅舎を建てました。駅から周辺に住宅地が広がり、商店街も賑やかになりました。浜辺に近い一角は、三光松とよばれてお屋敷が建ち並びました。新しい駅のたたずまいは、大正から昭和初期にかけて郊外の田園都市化の先駆けとなった
諏訪森にふさわしく、大正ロマンを象徴しています。小さな駅ですが、洒落た外観と入口のステンドグラスが特徴です



This building was completed In 1919 and designated as a registered property in 1998.(訳 この建物は1919年に完成し、1998年に登録遺産に指定されたとなる。今年は2019年、つまり築100年の建物となる。)

改札口右手に小さなベンチがあります。三人掛けがやっとですが、一寸した憩の場になっています。両側の飾り柱、後ろの窓のデザイン、腰壁とガラスブロック窓などに、19世紀末のウイーン風
(セセッション)の影響がうかがえます。天井のランプシェードも建物によく似合っています。
ステンドグラスには浜寺の白砂清松の浜辺と淡路島が描かれています。砂浜に引き上げられた天馬船、沖合の帆掛け船懐かしい風物です。

昭和初期の諏訪ノ森駅は緑に囲まれた静かな駅でした。駅舎につながる切妻屋根の一部は現存しています。右側は下り線のプラットフォームで上り線と相対していました。

文・資料提供:NPO法人浜寺諏訪森を考える会





《天井のランプシェードとベンチ》