Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

マッサン

2014年10月15日 | 日記
大阪府立中之島図書館


シェラトン都ホテル大阪の2階レストランの入口にブランド洋酒類を飾ったショーケースがありその中央の最も目立つところに最近おかれるようになっている日本酒がある。
ブランド名は「竹鶴」。
この9月29日から放送が開始されたニッカの祖、竹鶴正孝と夫人リタがモデルとなっている「マッサン」の実家、広島県、竹原の酒である。

竹鶴政孝は1894年、明治27年生まれ。ニッカウイスキー生産まで大阪、サントリー、その後にアサヒとも縁ができる、カウントすれば今年が生誕120年となる。


話を飛躍させる。彼が生まれた10年後、つまり1904年、大阪中之島に建設された建物がある。
空襲を免れ今も大阪府民に利用され、国の重要文化財にも指定された『大阪府立中之島図書館』である。

大阪が生んだ豪商、住友吉左衞門友純(ともいと、住友第15代当主)がOsakanへの感謝のしるしとして図書購入資金と一緒に寄贈した歴史的な建造物である。

棟上げ時の棟札板が中央ホールに展示されており住友設計部の野口孫市、日高胖の名前とともに寄贈者の住友吉衛門の名が墨書きされている。

 現在、耐震工事が進められており来年春まで続けられることになっているようだ。動画は1階の待合に陳列されていたもの。(工事のためか今は撤去されている。)

竹鶴正孝とサントリー、アサヒ、大阪が線と糸で、年代ではこの図書館が繋がっている。役者の話す広島弁を聞きながら毎回そのストーリーを追っている。おどりゃー なにしとるんじゃー とテレビの中の店主が笑いながらしゃべっている。もう動こう!



皆既月食

2014年10月08日 | 日記



忘れてしまいたいような、痛ましい大災害、事件が夏以降相次いだ。そんな気持ちの中のもやもやを吹き飛ばすニュースがやっと、やっと入ってきた。
錦織圭選手の全米オープン準優勝、マレーシア・オープン、楽天オープンでの連続優勝のニュース。
次いで、静止気象衛星「ひまわり8号」を搭載したH-IIAロケット25号機の打ち上げ成功のニュース。さらには赤崎勇氏 天野浩氏 中村修二氏のノーベル物理学賞の受賞の超ビックなニュースである。
そしてダメ押しかのごとく今宵10月8日は皆既月食の天体ショーとなってくれた。
ニュースで何度も繰り返された青色発光ダイオードの青色の印象が残ってしまったが、皆既月食での月の色は赤銅色で、青色の美しさとは全く異なった輝きとなった。皆既月食は短期間で繰り返される現象ではあるが今回はなにやら今までのものとは異なる印象の皆既月食と感じたのは私だけではあるまい。
「月がとっても青いから遠回りして帰ろ」という歌詞の一節をどこかで見た。そんな気持ちにさせるようなムーンライトセレナーデの今宵である。