Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

大阪城天守閣展示室 東照宮縁起絵巻

2016年03月23日 | 日記
大阪城天守閣展示室 東照宮縁起絵巻


少し汗ばむくらいの日中、大阪城の(西の丸だったと思う)ソメイヨシノの標本木(観測木)の開花数が基準に達した模様で大阪も今日、23日、桜の開花宣言があった。

お彼岸であったこの日曜日、広島への帰省を断念し、一心寺にお参りと遠足を兼ねて京橋から歩くことにした。

好天の下、多くの入場者(外国の方々も含む)で込み合っている大阪城を抜け、谷町筋を南下、谷町6、7、9丁目を一気に駆け、四天王寺の向い一心寺に。、


大阪城防御の弱点とされた南域を防御するように配置されたとされるお寺が谷町筋面に沿う形で延々と続くが、この間、思いがけず、7丁目を過ぎた脇道で大阪のシェークスピア、近松門左衛門のお墓があることに気づき、お先に御参りさせて頂いた。

動画は途中の大阪城天守閣3、4階展示室で開催中の「神君家康公 東照宮縁起絵巻 展」のポスターを撮影したものである。

静岡駅前の竹千代像と家康像、そして駿府城本丸跡の家康像と今回の展示テーマ、なにかと家康公の話題が身近に続いたことになる。

なにわ大阪での東照宮縁起絵巻の展示もこれまたよし。時間を作って鑑賞することとしている。



『ほら貝の 響く天守や 春近し』(柳子)


『赤鎧(あかよろい) 囲む異人の 被写体の 楽しさ包む 空の青さよ』(柳子)
《静岡駅前》

三保の松原

2016年03月20日 | 日記
『春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかな』は与謝蕪村が京都、丹後、与謝郡にある天橋立近辺の海岸で歌った句であったと思う。

さて、動画は三保の松原である。
世界遺産指定後の間もなく訪れた時は肝腎の富士を見ることが叶わず残念な思いをしていたが今回は雄大な富士が松原とつながる浜辺の背景となってくっきりと顔を覗かせてくれた。

打ち寄せる波も穏やかに春の日差しを引き潮の波頭にきらめかせていた。

動画の富士は霞がかっているが実物はもっと、くっきりと青空の中に浮かんでいた。
ここ三保の松原からの富士の雄姿は葛飾北斎の富嶽三十六景『神奈川沖の波裏』に描かれる富士と同じ線上、ラインにあるような気がしてきた。

この浮世絵、膨れ上がったダイナミックな波頭と対比して海側から見た静寂な富士が画面中央部最深部に構えている。ここ三保の松原からみる富士がこの浮世絵の富士と相似形をなしていると思えるのである。

この浮世絵の手前にある中浪の波の形は後方に描かれた富士と相似させて波を描いたものと云われている。こんなことを知るほどに、ますますここ三保の松原から見る富士も北斎の富士と相似形となって構える富士としてオーバーラップするのである。
『入港の 船遅きかな 伊豆のうみ』(柳子)



三保の松原







竹千代君像

2016年03月19日 | 日記
竹千代像


 テレビはニュースと朝ドラ(再放送)と大河ドラマだけ見るようにしている。
小学生時代に雑誌で読んだ真田十勇士で出てきた、主人公「真田幸村」のイメージを思い出しながら大河ドラマのストーリーを追っている。からみで出てくる徳川家康役の役者が好演している(と思っている)。

爪を噛むシーン等、山岡荘八の小説(『徳川家康』全26巻)を思い出して懐かしい。


 そんなわけではないが、仕事帰りの途中、新幹線「静岡」で下車、その家康公にお会いしてきた。といっても銅像にご挨拶させて頂いただけである。

駅前には二つの家康公の銅像がそれぞれ少し離れたところにあり動画はそのうちの一つである。


幼名、竹千代君の像である。武家少年の髪型、若衆髷(わかしゅうまげ)であり今川義元の人質になり駿府城で猛勉強されていた時、元服前の家康公となるわけである。


 静岡駅から目と鼻の先に駿府公園があり、その一角に駿府城本丸跡がある。
こちらには鷹狩りの鷹を肩に乗せた家康公の銅像があり、また、同園内の資料展示室(?)
には竹千代公の勉強部屋も展示されている。

家康公没年は1616年であり今年でちょうど400年となる。国宝久能山東照宮本殿も一見の価値はあるが、家康公ゆかりの場所が多い静岡市内の散策も奥深いものがある。

寝屋川市 境川部屋 春場所 どすこい 豪栄道

2016年03月07日 | 日記
寝屋川市 境川部屋 春場所


 京阪寝屋川市駅から職場まで徒歩通勤している。
いつもの経路を変えて駅前商店街を抜けたところで右折し住宅地へ。

「フェニックス」を少し入ったところに大相撲境川部屋の稽古場が春場所の期間だけ設けられている。

俵(たわら)にかかっている同部屋、大将格、リーダー格、寝屋川四中出身の豪栄道関が懸命に稽古に励まれている。

例年なら桟敷席での稽古総見も可能であったが、今春場所は報道陣、一般客はシャットアウトされている様子で、中には入れそうにない雰囲気である。
それだけ気合を入れた稽古になっているようである。

思えば昨年の寝屋川市は又吉直樹氏の「火花」が芥川賞を受賞し華やかな話題で沸いた一方、駅前商店街での痛ましい事件もあってか温度差の激しい街風景となったことは否めない。

その意味でも豪栄道関が復活、活躍し寝屋川市民を喜ばせて欲しいものである。

いつも商店街出口付近に立てられていた境川部屋力士の「のぼり」の方は今年はかけられていない。が、少しだけ遠回りして、この稽古場前を通って通勤したいと思っている。


『鬢付け(びんづけ)の 香り春呼ぶ 相撲部屋』(柳子)

枚方 山田池公園の梅林

2016年03月06日 | 日記
枚方 山田池公園の梅林


一緒に仕事をして頂き、先月、ご勇退された参事からメールを頂いた。順調にギアを入れ替えられておられるようでなによりの吉報。

自身は相変わらず仕事に没頭していたが、そういえば二十四節気の一つ、「啓蟄」の日も過ぎ、春へのカウントダウンは進んでいたようである。


自宅から往復で徒歩7875歩、距離4.606Kmのところにある府立山田池公園、梅林までウォーキングしてきた。

ここの梅林の本数はさておき早咲きのものも含まれており観梅の期間は長く、また、梅以外の春花、春木の種類は多い。

午後からの観梅となったが営巣している鷹を追う「観鳥の会」のグループの皆さんも含め、かなりの人が入っていた。


「なでしこも いつか花咲く 春も来る」(柳子)

「からくりの 動きのような 若人が 打出す白球 銀色に栄え」(柳子)