Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

くずはゴルフ場の雉、キジもなかずば撃たれまい?(REVISE)

2014年05月29日 | 日記
バード週間のあった5月もあとわずかになった。毎週、運動を兼ねて淀川沿いに自転車を走らせている。今回はくずはゴルフ場まで足を延ばした。

インコース10番、スターティングホール受付にあるテント横の草むらに最近雉(キジ)がいついている。いつ頃から住み着いていたのかわからないが、昨秋の台風でこのゴルフ場が冠水した後、しばらく閉鎖されていた間ではないかと思う。摂津の山からおりてきているに違いない。
草むらから聞こえる甲高い音は、奇妙な鳴き声、聞きなれない鳴き声と感じていたもののなにげなく聞きながしていたが、今回、近接した距離からその美しい羽根と長い尾をもつキジを目撃させて頂いた。まさに偶然。さすが、日本の国鳥、濃い緑に輝き、赤い肉腫とのコントラストは一層この鳥を輝かせていた。

ゴルファーの運転するカートにはびくともしなかったが、カメラを構えて接近する私には流石におびえたのか 母衣うち(羽根をたたくバタバタ音でほろうちと呼ぶらしい)といつも聞いていた鳴き音、「ケン、ケッケーン」と私を恫喝し草むらに隠れてしまった。
結局、今回の動画は焦点が甘く、主役が見にくい動画となってしまったが拡大、静止画面で鑑賞いただきたい。キジの羽音と鳴き声のときにキジが確認出来るはず。( キジは小木の根元辺りから動きます。)



mくずはゴルフ場の雉(+ 再生リスト)

時の記念日

2014年05月28日 | 日記
振り子(+ 再生リスト)



来月、6月10日は時の記念日である。由来は奥深い。「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善、合理化を図ろう」と呼びかけられ「時間の大切さを尊重する意識を広めるために設けられた」とある。(日にち制定の由来は日本書紀の天智天皇の漏剋(大ががりな水時計を想像してください。)を用いて初めて時を知らしめ日とされている。)

いやいや現代人には手厳しく感じる由来ではある。


東京出張の帰りに上野国立科学博物館を訪ねた。何回いっても飽きない。

入場してすぐ左手にいつものとおり大きな鉄球がゆっくり大きく揺れている。入場者を歓迎するかのごとくいつもゆっくりゆっくり動いている展示品である。

必ず一番に出向き、動きを見てしまう。同じコーションプレートを繰り返し読み、ネットでも勉強するがこの振り子を説明しろといっても出来るものではない、調べれば調べるほどこの振り子の理屈を理解するのは難しい。

ガリレオは「それでも地球は回っている。」と言ったと伝えられている。ともかくこのフーコーの振り子は約160年前に地球の自転を物理的に立証したものとされている。
理屈はわかるが物理学的な説明を理解するには相当の根気が必要となる。「コリオリの力」が出てくるといつもそこでストップしてしまう。

それでも、いつもこの振り子は揺れている。そして出る時の振り子の軌跡は入った時の軌跡とは相当ずれている。 地球は自転しているのだから。

1899年(明治32年)=20世紀のはじまる前年・・・(投稿100回記念)

2014年05月05日 | 日記



自動車整備専門学校の英語の教科書から 

Walter Arnold was a British miller.One day in January, 1896,he was enjoying a drive on his car. The car was his pride and joy.
When he passed by a local policeman’s house in a small town he was still in a good mood.

Just then the police man was having dinner. But when he heard the big sound of a running car, he left his food , took his helmet.
And run out of his house.

The miller was amazed when the policeman suddenly rushed out of his house on his bicycle. The policeman was shouting something. He was ordering the miller to stop.  Walter, however , could not understand why. He got frightened.

The chase began. After five minutes’ sprint, the farmer was caught at last. Poor Walter! He was accused of speeding.

The policeman said he was running at eight mph (miles per hour).
That was two miles over the speed limit! The fine was one shilling.
Thus poor Arnold became the first man to be accused of speeding.
How did the policeman measure the speed of the car?
No one knows. But, believe it or not, this is a true story.


以上 自動車整備専門学校の英語の教科書に載っていた物語である。

大筋はこうだ。

ウオルター アーノルドは英国人の製粉屋であった。1896年(明治29年)の1月のある日、彼は彼のクルマでドライブを楽しんでいた。そのクルマは彼の自慢の種であった。
小さい町の駐在所の警察官の家を過ぎた時、彼はまだ上機嫌であった。ちょうど警察官は夕食を取っているところであった。しかし走行するクルマの大きな音を聞いた時、食事を中断し彼のヘルメットをかぶり家を飛び出した。
アーノルドは警察官が自転車に乗って彼の家を飛び出した時には大変驚いた。彼は製粉屋に(クルマを)止めるように命じた。ウオルターはしかし彼が何故止めるのか理解が出来なかった。彼は怖くなった。五分間にわたるチェイスが続いた。農夫(製粉屋)はついにつかまった。ついていないウオルターは速度違反の罪で訴追されたのだ。警察官は時速8マイルで走行したことを彼に伝えた。それは制限速度から2マイルほど超えていた。罰金は1シリングであった。かくして、ついていないアーノルドは(世界で)最初に速度違反で告訴された男となってしまった。どうやって警察官はクルマの速度を測ったのか?誰にも判らない、それ(違反であったこと)を信じますかそれとも信じませんか。しかし、この物語は事実なのですよ。


以上が大筋であるが、この物語の年は1896年となっている。即ち、20世紀に突入する4年前に起こったクルマにまつわる話である。ちなみにこの三年後、1899年にニューヨークタイムズ紙の社説に初めて自動車をAutomobileと表記したことがウキペデイアに記載されていた。(Automobileは19世紀の言語である!)

動画は産業革命以降、自動車から常に先行して発展してきた鉄道のレールである。大事に保管し過ぎて倉入りしていたが整理中に再会することが出来た。なんとこれにも1999年敷設、英国製と印字されてあった。 話は連動するものである。