Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

整備された橋本砲台跡

2016年11月06日 | 日記
整備された橋本砲台跡


動不足の回避に向け、自宅から京阪橋本駅周辺まで自転車でブラタモリをやってきた。橋本駅の南方エリアは戊辰の役 橋本台場(砲台)跡があって平成22年に国の史跡に指定されて以降、住宅地の開発を含めた整備が続けられてきた。京阪電車からの眺めからみても、ほぼ完成に近づいているようである。

 石柱(道標)も以前、隅っこにあった場所から整備されて輪郭が明らかになった本来の台場跡地、南東部に移設され、当時の京街道に引き込み通路をつないだところに設置されたこの橋本台場(砲台場)のスケールの大きさが実感できることになった。

 このブログの2010年12月1日付け、「おりょうでん」の項でこの砲台の話題に触れさせて頂いてはいるが国史跡に指定された直後であり、田圃、畑が一部に残る、まったく普通の空き地であった。(リンクの貼り方は現在、確認中。しばしのお待ちを)

 入口部に新設された案内表示板も、より具体的なものになり、断面図も添えられていた。そこには堀に沿って構築された塀の上部に三門の砲台用、敵方の射程用に高さ2,2mの土塁も全周に渡って完璧に構築されていたようである。

 施主、守護職松平容保(かたもり)、設計 軍艦奉行 勝鱗太郎ときけば納得がいくというもの。どこかの都市の移転構造物の嵩上げ工事のあいまいさとは幾分違うようである。

 ちょうど昼下がりであったせいもあろう、この公園(?)で見かけた方は帰り際にすれ違った犬の散歩に来ておられたご夫婦一組だけであった。
 周辺の住宅開発、市街化、商店が揃えば多くの人が訪れる名所、スポットとなることであろう。