Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

市立手塚治虫記念館

2013年06月01日 | 日記
市立手塚治記念館



閉館ぎりぎに宝塚市立手塚治虫記念館に滑り込んだ。いつかは行ってみたいミュージアムではあったがアトムにも再会出来た。しかし、閉館時間まで残り少なかったこともあり駆け足での鑑賞となった。

鉄腕アトムの生誕は原作では2013年4月7日生まれ、その後、改定されて2003年4月7日とされたことになっている。後者をとったにせよ、つまり、平成生まれで今年で10歳になったことになる。

 出版時は知らないが、アトムがレギュラーとなっていた頃は私も含めてみんながSFの世界に入り物語の展開を回し読みをした少年雑誌の中で追っていたと思う。

 それにしても原作者手塚治虫の近未来の日本を人間の生き様も含めてロボット社会になることを予測し、しかも、完璧に的中させたことになる。
 おりしもドキッとするような美人の人造ロボットが出現している。語り、笑い、まばたきし、えくぼまで作っている。どなたかアトムと対談させるセンスのあるプロデューサーでも出現しないものか。

 このようなアトムを創作された手塚治虫も全てが原子力依存型の世界になることを肯定されていたわけではないことを以前、何かの記事で読んだ記憶がある。

 東日本大震災で甚大な被害を受け多くの市民を巻き込んでしまった原子力発電所の現状、憂いを手塚治虫はどう感じるのか、また、どんなコメントが出されたのか聞きたかったものである。
多くの手塚治虫のファンがそう思っていると思う。







「マーブルのキャラなつかしき意匠かな」(柳子)