山代中ブログ~伊万里市立山代中学校~

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江戸しぐさ②~伊万里市教育研究大会より~

2009年12月30日 22時05分11秒 | 雑感

 『「江戸しぐさ」のことを当時は「繁盛しぐさ」「商人しぐさ」と呼んでいた。「江戸しぐさ」とはどういうことを言っていたか・・・。人間としてすばらしい人は・・・。

約束を守る。(公約を守る。)・・さらに、口約束を守る。死なない限り守る。・・「指切りげんまん・・死んだらご免。」と下町では言っていた。 げんまん・・げんこつ一万回のこと。約束を守らないのがいかに人の道に背いたことかを、遊びの中でも具体的に悟らせてゆく。

見てわかることは言わない。・・暑いですね。ではなく、水を持ってきてやる。現代は分析に終わっている。江戸しぐさでは、言葉だけではなく、必ずなにかしらのアクションを伴うことが大切。思いやりの言葉だけでは終わらずに、何か相手のために行動しようと言うのが、助け合いの精神で生きてきた江戸時代の人々の考え方。 

他人の領分を侵さない。「もちはもちや」・・専門家に任せなさい。結婚とかを決めるときに、人のしぐさを見て決める。会社では・・働いている人がいきいきしているか・・しぐさを見て決めなさい。みんな違ってみんないい。同じ種類の人ばかりではよくない。異文化との共生ですね。多数決だけではない。責任をとれないとだめ・・「くるしゅうない」・・言いたいことをいわせないといけない。』

 越川禮子さんは、とても83歳とは思えないしっかりした口調でのお話でした。
 「江戸しぐさ」については、たくさんの書籍やインターネット上でも紹介してあります。生き方が難しくなったこの時代にこそ、学ばなければならない考え方、共生のためのコミュニケーション術、生き方のセンス・・・・が「江戸しぐさ」なのだと思います。

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