後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「老境を楽しく生きる方法」

2024年01月26日 | 日記・エッセイ・コラム
人間は老境に到ると元気が無くなります。体が硬くなって若い時のように活発に動けません。自然の摂理です。
しかし心や精神は若い時のように活き活きとして生活することが出来ます。
今日は老境を楽しく生きる方法をご紹介致します。
私が心がけている4つの方法です。読み易いように(1)、(2)、(3)、(4)と別けて書きます。

(1)熱帯の花々や植物を見て情熱を貰う
活き活きとして生活する第一の方法はいろいろな所にある温室を訪れて熱帯の植物を見ることです。
温室の中ではこんな寒い冬でも花々が咲き、実をみのらせ、緑濃い葉が茂っています。それらを見ると人は自然に情熱を感じ、その情熱が自分の体に乗り移ってきます。熱帯の花々写真を2枚示します。
2枚の写真は独立行政法人筑波実験植物園の温室にて2010年1月に撮影しました。
熱帯の植物を見ると情熱を感じるのは個人的な体験に関係しているのかも知れません。
まだ中年で元気の良いころに赤道直下のシンガポールに行ってイギリス人が遺して去っていった熱帯植物園を訪問したのです。
シンガポールは赤道にあるので四季が無く一年中気温32度です。夜になっても30度です。植物園には大きな熱帯の花々が咲き、空を覆う巨大な樹木が繁っていたのです。そして聞いたことのない声で熱帯の鳥が鳴いているのです。それは圧倒的な光景でした。そして熱帯の情熱を感じたのです。その情熱が体の中に沁み込んだのです。
それ以来、私は日本でも各地の温室を訪ねては植物から情熱を貰っています。
そのシンガポールの植物園の光景は心に焼き付いて、温室の植物を見るたびに思い出し興奮するのです。そしてものの見方が情熱的なるのです。
私はこのように老境でも情熱的に過ごしています。

(2)外国のことに好奇心を燃やし続ける
情熱的に生きるとはどういう生き方なのでしょうか?
それは毎日、すべてに対して疑問を感じ、何事にも好奇心を持って活き活きと考える生活を送ることだと思います。しかし考える問題は文化的に意義があり、また社会的に新しい考え方を示唆出来るような問題を取上げたいものです。
ここで重要なことは外国のことを善意で考え建設的に思うことです。意地の悪い好奇心ははいけません。
外国と言えば欧米、アフリカ、南米、アジアの国々まで多数あります。
しかしここでは韓国を一つの例にして考えてみます。最近の私のブログに書いた韓国に関する記事を列挙します。
「韓国理解のために(1)まず朝鮮の歴史を知る」、2021年01月04日
「韓国理解のために(2)韓国の世界遺産をご紹介します」、2021年01月05日
「韓国理解のために(3)驚異的な韓国の熱烈な宗教信仰」、2021年01月07日
「韓国理解のために(4)豊かな朝鮮民族の文学作品」、2021年01月12日
「韓国理解のために(5)韓国の美少女、おたあジュリアの話」、2021年01月13日
「韓国理解のために(6)卓越した磁器焼成と美しい白磁」、2021年01月15日
「韓国理解のために(7)韓国は1919年の上海の亡命政府から始まる」、2021年01月16日
「韓国理解のために(8)恩を絶対に忘れなかったある韓国人」、2021年01月18日
以上のように韓国のことを善意で考え建設的に描くと自分が活き活きとなるのです。これは韓国に限ったことではありません。中国、アジア諸国、いや全ての国々のことを善意で考え建設的に思うと私は情熱的になるのです。
しかし皆様はどんな国にも悪いところがあるのだから悪いところを書かないのは客観的でないと言うでしょう。公平でないとお考えでしょう。それは分かります。しかし私は外国の悪いことは書きません。それが私にとって元気になる方法なのです。

(3)日本の四季の移ろいと自然の花々を大切に思う
上記で第一の方法として温室の中に繁茂する熱帯の樹木や花から情熱を貰うことを書きました。
しかしそれだけでは充分ではありません。日本の四季の微妙なうつろいや季節ごとに自然に咲く花の静かな美しさを見ることも大切なのです。そして日本の自然から情熱を学び取るのです。
私は関東地方の花々のある山野や公園を何度も、何度も見て来ました。幸い去年までまでは免許があり、自宅から半径200Km位で日帰り出来る範囲は何度も行きました。
例えば「府中郷土の森博物館公園」で、真冬に毎年一番早く咲き出す蝋梅(ロウバイ)の満開の様子を何度もしげしげと眺めて来ました。そこは1月に毎年行く所です。甘く清らかな香りが一帯に漂っています。そしてロウバイの花園の向う側には多摩川の光る川面が見えるのです。それではそのロウバイの花の写真を2枚示します。

そして私は花々だけではなく武蔵野の雑木林が大好きです。何故か雑木林の風景を眺めると情熱的になるのです。日本の四季折々の自然の風景をみて活き活きしています。

(4)神道や仏教やキリスト教のことを考え元気になります
日本には古来から民族宗教として神道がありました。西暦6世紀にインドの大乗仏教が中国から入って来ました。そして西暦1549年にザビエルによってキリスト教が伝承されます。
仏教と神道は混淆され明治維新までは仏教と神道は一体として人々に信仰されていたのです。現在でも神社とお寺は並んで存在している風景は珍しくありません。それらは同じものとして一体化されていたのです。
一方キリスト教は250年の禁教時代がありました。九州の外海地方のキリシタンは表面上、寺の檀家となって暮らしていたのです。
少し深く考えると潜伏キリシタンが厳しい禁教の下で250年も生き残ったのは神道信者や仏教徒の目に見えない保護や支援があったからなのでしょう。幕府の権力者を恐れない農漁民の崇高な勇気が250年の潜伏キリシタンの歴史を作ったのです。
そんなことを考えると勇気が湧いてきます。活き活きと生きていけるのです。

今日は老境でも活き活きと情熱的に生きる4つの方法を具体的に書いてみました。皆様はどんどんな方法をとっていらっしゃいますか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

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