後藤和弘のブログ

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中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

金正恩委員長、3度目の中国訪問で朝鮮半島の平和が確実

2018年06月20日 | 日記・エッセイ・コラム
日本のマスコミは何故か一昨日、昨日の金正恩委員長の3度目の中国訪問のニュースを大きく報道しませんでした。サッカーで日本が強豪コロンビアに勝ったニュースが紙面を埋めていました。コロンビアに勝ったことは私も狂喜しましたが、報道がこのことに偏ったことは困った状態です。日本の全ての新聞がスポーツ紙になるのが異常なのです。

金正恩委員長の3度目の中国訪問も、全ての日本人にとって重大なニュースだと思います。
短期間に中国を訪問したことは、北朝鮮が鄧小平の市経済で大国に成長した中国を見習って、経済成長路線に確実に舵を切ったことの証拠です。これで朝鮮半島は北朝鮮と韓国が平和に併存する地域になるのです。
日本は中国、北朝鮮、韓国の経済的圧迫を受け、しかも昔の侵略の負の遺産のせいで中国、北朝鮮、韓国の嫌がらせに会います。
このマイナスの効果はあるものの朝鮮半島をめぐる米朝間、米中間の戦争に巻き込まれる可能性が無くなったのです。これは素晴らしいことです。
私は2月の平昌オリンピック以来の北朝鮮の激動を注意深く見守って来ました。
そして以下のような数々の記事を掲載して参りました。

「非常に困難な北朝鮮の非核化と国連による査察」          2018年06月18日
「北朝鮮のキリスト教徒、約7万人が労働収容所に!」        2018年06月15日
「米朝会談が日本の将来に与える良い影響、悪い影響」        2018年06月14日
「米朝会談と韓国、北朝鮮の人々の歓喜とその幸福」         2018年06月13日
「朝鮮戦争を知る人々は今日の米朝会談開催に感激する!」      2018年06月12日
「激動北朝鮮、それは興味深い国際政治ショー」           2018年05月27日
「激動の米朝会談、何故毎日コロコロ変化するのか?」        2018年05月26日
「日本、韓国、中国、北朝鮮、米国の急展開する外交戦を読み解く」  2018年05月10日
「北朝鮮の協調外交への変化は歴史の転換点」            2018年04月30日
「血も涙も無いと思われていた金正恩委員長の本物の笑顔に感動」   2018年04月28日
「金正恩さんの豹変で日本に真の平和が来る!」           2018年04月25日


上記の記事を書くために多くの新聞記事やテレビ番組を見て来ました。そして考えて来ました。
その結論は以下のようなものです。
(1)北朝鮮は国連の原子力気候の完全な査察は受け入れないだろう。
(2)原爆や核兵器は削減されるが、その一部は残すだろう。
(3)米朝共同声明があるので北朝鮮は残した原爆や核兵器は凍結状態にせざるを得ない。
(4)北朝鮮は中国と軍事的にそして経済的な絆を強化する。
(5)韓国とは軍事的に対抗しながら経済交流は深める。
(6)アメリカは北朝鮮を従えた中国との軍事的対立が厳しくなる。
(7)日本はより平和になるが、中国、北朝鮮、韓国の経済的攻勢にさらされる。

日本のテレビで今回の金委員長が3度目の訪中の報道がほとんど無かったのです、是非、次のURLの動画をご覧下さい。
『動画:金委員長が3度目の訪中、中国への忠誠心示す』、http://www.afpbb.com/articles/-/3179268

写真を3枚掲載します。

1番目の写真は6月19日に撮った写真で、握手する金正恩委員長と習近平主席です。金正恩委員長も習近平主席も奥さん同伴で歓迎宴に出席しました。

2番目の写真は北京空港を出発する金正恩委員長です。習近平主席とは2日にわたり2回会談しました。

3番目の写真は4月27日、板門店の韓国側の徒歩の橋のベンチに座って30分間、2人だけで話合っている場面です。2人は昔からの知り合いのように寛いで楽しそうに話合っています。とても和やかで良い場面でした。同じ民族で通訳の要らない朝鮮語で喋っている様子が良かったです。

しかしそれにしても日本は拉致問題を抱えているので北朝鮮とは厳しい交渉になります。
今回の米朝会談は日本の長期的な将来へ平和をもたらしますが、短期的には厳しい国際環境をもたらすのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。 後藤和弘(藤山杜人)

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