このブログの9月9日掲載記事に、日々が淡々と流れ行く(1)山林の中で独り暮らす があります。この中で山林の中で独りで暮らしている木内正夫さんの生活の様子を書きました。
私はこの木内さんに勧められて2007年11月にブログを始めました。
その頃、木内さんの「北杜市・自然の中で」というブログへよくコメントを投稿していた滋賀県在住の「ちひろ」さんという方がいました。自然をとても愛している方のようなので木内さんに紹介して貰いました。
それ以来、お互いにコメントの交換をしながら6年の歳月が流れました。
ちひろさんは琵琶湖の東の湖畔に京都から移り住んでいます。優しいご主人や息子さんに囲まれて楽しそうです。
毎日のようにご自分で車を運転してあちこち琵琶湖の周辺の花めぐりをしています。
毎日、何事も無く ちひろさんの日々は淡々と流れて行きます。
そんな人生もさぞ幸せだと何時も感心して彼女のブログの花の写真を眺めています。
今日は、そのちひろさんのブログ(http://blog.goo.ne.jp/yumenohanamiti8739)から、琵琶湖のほとりの神照寺の萩の花、永昌寺の彼岸花、そして名月の夜の石山寺の写真をお送りいたします。
ちひろさんのブログには花々への愛と自然への憧憬がそれとなく書き込んであります。写真に添えられた文章がしみじみとしています。生きていることの喜びが書いてあります。読んだ人の皆が幸せな気分にさせるような文章です。
しかしある時、なんとも言えない悲しさを感じさせる文章を見ました。私が靖国神社の「みたま祭り」について書いた頃でした。そしてコメントを頂きました。
ちひろさんの父上は海軍軍人として出征し、太平洋の海の底に眠っていることを知りました。ちひろとは千尋の海の底からとった筆名だったのです。
2,3日前に、私がちひろさんのブログへ投稿したコメントへ対して以下のご返事がありました。
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藤山杜人さま、こんばんわ。
私が生きている間に書き残したい事を何時も考えています。
戦争への憎しみと父の無念、そして戦争未亡人の苦しみと戦争遺児の哀しみ。私が消えてしまうと父母の存在は無になってしまうのが耐えられません。
未だささやかな目的を持っているから元気なのでしょうね!
何時もお心に掛けていただいて有難うございます。また覗わせていただきます。
コメント有難うございました。
お休みなさいませ。 ちひろ
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日々は淡々と流れ行きます。青い空には雲が静かに流れます。
何事も無かったような毎日ですが、全ての人間は悲しみを背負っているのです。
その悲しみはひとりひとり違うのです。人の幸福は皆同じようですが、悲しみは皆違うのです。そして今日も淡々と流れゆく日々の一日になります。
ちひろさんの花々の写真は祈りだったのです。いろいろな意味を込めた祈りだったのです。
そのような写真が沢山掲載されているのがちひろさんのブログなのです。
是非、http://blog.goo.ne.jp/yumenohanamiti8739をクリックしてご覧になって下さい。(続く)
拙いブログの事を何時もご紹介いただきまして有難うございます。
私に親孝行が出来るとすれば、父母の生きた証を残し薄幸の父母兄弟から託された命を大切に生きることだと思っています。
不平不満を言いながらも家族円満で健康に過ごせる事に感謝し、自然・植物・動物・昆虫等すべての命を慈しんで過ごせる日々、幸せに思います。
素晴らしいブログ友さまに感謝いたします。
ちひろ 拝
コメント有難うございます。
ちひろ様の・・・不平不満を言いながらも家族円満で健康に過ごせる事に感謝し、自然・植物・動物・昆虫等すべての命を慈しんで過ごせる日々、幸せに思います。・・・という生き方がブログに滲み出ているから感動しているのです。
今後もどうぞよろしくお願い申し上げます。
敬具、後藤和弘