後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「明治時代の農村の風景写真」

2024年07月14日 | 写真

エドワード・モースは大森貝塚の発見で有名ですが、それ以上に日本の陶磁器の収集と民具や風景写真の収集でも偉大な功績を上げました。ボストンの近くのセイラムという港町に終生住んでいて、その町にあるピーボディー博物館に収集品を保存し、展示しました。
彼の収集品には約130年前の日本の風景写真が数多く含まれています。
その風景写真を編集して出版したのが小学館です。それは、「百年前の日本」(1983年11月25日初版発行)という写真集です。
今日は、農村の人々の写真をお送りします。撮影時期は1980年(明治13年)から1990年(明治23年)頃と考えられています。

1番目の写真は農村の女性と子供の集合写真です。野良仕事は子供たちも働き手だったのです。

2番目の写真は農家の庭で大人と子供が一緒になって遊んでいる風景です。

3番目の写真は農家の破れた障子の前で遊んでいる子供です。

4番目の写真は子守の風景です。子守は子供の仕事なのです。

この様な状態の日本が130年後には車があふれ、新幹線が走り回っているのです。その様変わりには吃驚すると同時に何か恐ろしい感じがいたします。いろいろなことを考えさせます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)


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