後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「今日の散歩、都立多摩墓地へ行く」

2024年05月02日 | 写真
自宅から3Kmくらいの所に都立多摩墓地があります。広大で緑リの多い公園のような墓地です。
散策に良い場所なので時々行きます。今日も晴天なので先程行って来ました。

都立多摩墓地は新宿の西方約20kmの緑に囲まれた武蔵野の面影を残す霊園です。面積は128ヘクタールと都立霊園の中で最大の広さです。この霊園は海外の森林墓地を参考にして作られたわが国最初の公園墓地であります。
各界の有名な人の墓も多いので訪れる人も多い霊園です。

写真をインターンットからお借りしましてお送り致します。
 

「ブログを毎日書くのは過去の楽しかった日々を思い出すから」

2024年05月02日 | ブログ
ブログは2007年に書き始めました。それ以来17年間毎日書き続けました。17年間も毎日書き続け続けられたことに自分ながら驚いています。
このように毎日書いている理由は過去の楽しかった日々を思い出すからです。
例えば山林の中の小屋に来てくれた友人との楽しかった日々を思い出すからです。いつも妻が一緒でした。
写真は私の小さな小屋です。山梨県の甲斐駒岳の麓の山林の中にあります。晩秋に撮ったので木々が紅葉しています。電気、ガス、水道の無い小屋でした。スウェーデンの学生さん達も来ました。楽しい思い出がたくさんある小屋です。 
写真の手前には一年中、水の涸れない小川が写っています。小川にはヤマメが棲んでいます。小川の水は小屋に泊まるときの生活用水です。飲み水は自宅から持って行きます。小屋の冬は非常に寒いのです。
山林の中の小屋に通うことは寒くて辛い思いをする苦しい趣味です。冬の夜は日本酒さえ凍る寒さです。周囲には人家がなく真っ暗です。梟の鳴く声がします。しかし朝になるとキジや山鳩の声で目が覚めます。春のウグイス、カッコウ、夏の蝉たちなどの声が楽しいのです。いろいろな野生動物にも会えます。このようなのが私の山小屋の趣味でした。
しかし昨年運転免許を返上したので山小屋へは行けなくなりました。
今は楽しかった日々を思い出すばかりです。一緒に行った人々の顔を思い出します。
このように山林の中の小屋は行け なくても老境にある私を楽しませてくれるのです。
老境にある人々にとっては過去の楽しかった日々を思い出が重要なのです。過去の楽しかった日々の思い出が生きがいなのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「5月から初夏にかけて山野に咲く花々とその思い出」

2024年05月02日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は身近な庭や花園に無い花の話です。山や遠い海辺に咲いている花々の写真とそれらにまつわる思い出をお送り致します。
1番目の写真は石楠花の写真です。写真の出典は、https://horti.jp/2152 です。シャクナゲは山に咲いています。
若いころ蔵王山に登った時に見ました。きつい登攀で疲れたとき一面に咲いている白い石楠花に会いました。その瞬間に疲れが消えてしまったことが忘れられません。この写真の石楠花は園芸種です。山に咲いているのは純白の美しい花です。
2番目の写真は数年まえの5月に山梨県の上野原市の山奥で私が撮った朴(ホウ)の木の花です。
朴の木は山奥に生えている大きな木です。大木の高い梢に咲くのでめったに見ることが出来ない珍しい花です。初夏に白い大き花を開き、芳しい香りを漂わせます。そして甲斐駒岳の麓にある私の小屋の庭にも一本あります。でも朴の木があり高いので梢の白い花びらがチラチラ見えるだけです。葉が大きくて綺麗なので落ち葉を持ち帰りホウバミソを包んで楽しみました。大きな美しい葉です。
3番目の写真は桐の花です。写真の出典は、https://kurashi-no.jp/I0020239 です。
甲斐駒岳の麓にある私の小屋の周囲の山林に数本あります。農家の庭の桐が野生化したものです。暗い山林に咲いているとポッと灯がついているようです。薄紫の上品な色、香りもそこはかとなく甘く漂います。
桐はタンスを作るとき使います。タンスは嫁入り道具でした。ですから女の子が生まれると庭に桐の木を植えるのです。昔の美しい伝統的な習慣でした。桐の花言葉は「高尚」です。伝説上の「鳳凰」が桐の木にだけ止まるそうです。
4番目の写真は浜木綿の花です。出典は、https://www.taharakankou.gr.jp/flower/000148.html です。
浜木綿の花と言えば宮城県の野蒜の浜辺を思い出します。若い頃に仙台から石巻行の電車に乗って何度か海水浴に行った淋しい浜です。仙台から遠すぎてあまり海水浴客がいないのです。そんな人気の無い砂浜に静かに咲いていた懐かしい花です。この写真はそんな野蒜の浜辺にそっくりの風景です。
5番目の写真はハスカップの花です。出典は、https://www.hokkaidolikers.com/articles/4589です。ハスカップは北海道の特産品です。
花が美しい上果実は香が良いのです。その高貴な香りと程よい酸味のあるハスカップの実のジャムは素晴らしいのです。このジャムを用いた有名なお菓子があります。そして北海道のハスカップの町、厚真町では毎年6月末からハスカップ狩りが楽しめます。
苫小牧から太平洋に至る一帯の「勇払原野」は最大のハスカップ自生地です。もともとはシベリアのバイカル湖周辺が原産の植物です。勇払原野には野鳥の中継地であるウトナイ湖があるため渡り鳥がその種を運びこんだのではないかと言われています。
6番目の写真はニセアカシアの花です。出典は、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%BB%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%82%A2 です。
トゲがあります。5-6月頃、強い芳香のある白い蝶形の花を房状に大量に咲かせます。花の後に平たい5cmほどの鞘に包まれた4-5個の豆ができます。きれいな花が咲くので街路樹や公園用として植栽さています。
清岡卓行の「アカシアの大連」という抒情的な小説が有名です。思い出深い本でした。
7番目の写真はライラック(リラ)の花です。出典は、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF です。
ライラック(リラ)はヨーロッパ原産のモクセイ科の落葉樹です。フランス語からリラ(Lilas)とも呼ばれます。春~初夏にかけて紫や白色の小さな花を穂のようにまとめてつけます。開花期間が長く寒さにも強いので北海道札幌市では市花として街路樹などとして使われています。札幌市では毎年5月下旬に「さっぽろライラックまつり」が行われています。
昔リラの咲く街を歌った流行歌もありました。そんな思い出があるのでアカシアやライラック(リラ)の花を想うとロマンチックな気分にになります。
8番目の写真は三鷹市の花と緑の公園の煙の木の花です。
煙の木はウルシ科 で、花はピンクの花です。枝先に伸びた花が遠くからは煙がくすぶっているように見えるのです。それで煙の木と言うそうです。英語ではスモークツリーと言います。ヨーロッパから中国に分布しているそうです。
この不思議な花を数年前初めて見た時には本当に吃驚しました。煙が花になっているのです。見た場所は三鷹市の「花と緑の広場」と京王フローラル・ガーデンの二か所だけです。何度も家内と一緒に通った思い出深い京王フローラル・ガーデンは今は閉鎖されてしまいました。煙の木の花も文字通リ煙のように消えて無くなりました。

それはそうと皆様にも思い出深い山の木の花や浜辺の花などがあると思います。そんな花々を思いながら楽しい日をお過し下さい。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
====参考==========================
上記では通例に従いニセアカシアをアカシアと書いています。
明治期に日本に輸入されたニセアカシアをアカシアと呼んでいました。後に本来のアカシア(ネムノキ亜科アカシア属)の仲間が日本に輸入されるようになり、区別するためにニセアカシアと呼ぶ人もいます。ですから今でもニセアカシアをアカシアとよく混同されます。アカシアの花は放射相称の形状で黄色く、ニセアカシアの白い蝶形花とは全く異なるのです。その上リラの花もアカシアと間違う人もいますが別種の花です。混乱を避けるため書いておきます。