私は少数民族に対する好奇心を持っています。少数民族は美しい伝統や文化を守っています。ですから私は彼等の心や暮らしぶりに尽きない興味を持っているのです。少数民族のことをいろいろ調べるのが私の趣味です。楽しい趣味です。
例えば中国には少数民族が38%もいるのです。1,721万人もの少数民族が住んでいるのです。
今日はこの趣味で知った中国の広西チワン族をご紹介致します。
写真に広西チワン族の旧正月の正装、観光イベントの御馳走、段々の稲作水田、立派な屋根のついた橋などの写真を示します。
さて中国の広西チワン族自治区は中国最大です。
西は雲南省、北は貴州省、湖南省、東は広東省と接し、南はトンキン湾に面しています。南西はベトナムと国境を接し、北部には東西に南嶺山脈が走っています。珠江の流域の内陸部の多くを占めています。亜熱帯性気候で、二期作・三期作が可能です。有名な観光地の桂林が東北部にあります。
中国には広西チワン族の他にもいろいろな少数民族が住んでいるのです。す。以下が調べた結果を示します。
漢族: 2,702万人 (62%)の他の少数民族です。
少数民族: 1,721万人 (38%)
チワン族: 1,520万人
ヤオ族: 147万人
ミャオ族: 46万人
トン族: 30万人
コーラオ族: 17万人
マオナン族: 7.4万人
回族: 3.3万人
プイ族: 2.1万人
ジン族: 2万人
スイ族: 1.5万人
イ族: 9712人
満族: 9576人
調べて驚いたことは中国には漢民族が62%しかいないことです。少数民族が38%もいるのです。
私は少数民族へ対する興味を若い時から持っていました。私の趣味のようなものです。
私のものの見方、考え方の上で一番影響を受けた本はルース・ベネディクトの「菊と刀」です。比較文化人類学者の彼女が1946年にボストンで出版した本です。日本人固有の文化を「恥の文化」として明快に分析した本です。その上、全ての民族の文化には優劣が無いと力強く宣言しています。敗戦で打ちひしがれていた日本人を鼓舞するような内容でした。その上、日本語に訳された文章の流れが散文詩のように美しいのです。
何故か? ルース・ベネディクトは詩人でもあったのです。C.ダグラス・ラミス著「内なる外国ー菊と刀再考」(1981年時事通信社版)にその事が詳しく紹介してあります。そして卓越した人類学の権威者のC.ダグラス・ラミスが書いています。「菊と刀」は人類学の名著です。いやしくも人類学を専攻する者は必ず読む本です。この本を凌駕するような名著を書ける人は居ないのです。
今日は中国の少数民族の広西チワン族の写真を示しました。その他の少数民族の名前もご紹介しました。中国には漢族が62%しかいなくて少数民族が38%もいるのです。1,721万人もの少数民族が住んでいるのです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)