この美術館は三栖右嗣記念館です。正式にはヤオコー川越美術館ー三栖右嗣記念館と言います。三栖右嗣は「みす ゆうじ」と読みます。
この美術館は埼玉県で八百屋さんをしていた川野トモさんが作ったのです。
三栖右嗣さんの絵画を蒐集し展示してある小さいながら芸術性あふれる美術館です。館内にカフェもあり楽しい美術館です。
この美術館を作った川野トモさんがある日、三栖さんのコスモスの絵に感動し、その後三栖画伯と親交を深めました。
そして自分の住む川越市に2012年ご子息幸男さんとヤオコー美術館を建てたのです。そしてそこには三栖右嗣さんの絵画だけ33点を集めて常設展示しているのです。
建物の設計は伊東豊雄氏です。川越の新河岸川のほとりの閑静な場所にあります。
川野トモさんは本当に絵が好きな方だったのです。
それではヤオコー川越美術館に展示してある三栖右嗣画伯の油彩画の写真を示します。

1番目の写真は「麓郷早春」と題した長い大作です。北海道の大地の生命感を力強く描いた1982年の作品です。圧倒されました。

2番目の写真は「信州うみのくち」という題で1997年作、60号の大作の油絵です。
雪の降る木崎湖です。湖面には沿岸の雪が写し出され何故かシーンとした気分になります。私の好きな情感豊かな絵です。

3番目の写真は「春園」という題の大作の部分です。三栖さんの晩年の傑作です。

4番目の写真は冬の北海道の牧場風景です。この絵は展示されていませんでした。

5番目の写真は冬の灯台風景です。

6番目の写真は川越美術館の展示室の風景です。内部の展示室はこのような部屋が二つあり、三栖右嗣さんの絵画だけが33点も展示されているのです。そして33点の絵画の題目や描かれたいきさつが丁寧に説明されています。

7番目の写真はもぅ一つの展示室です。大きな油彩画が間隔を開けてゆったりと展示してあります。

8番目の写真は展示室を出たところにあるカフェです。壁には三栖さが描いた櫻花の大作が掛けてあります。
川越美術館は去年訪問しました。それは驚きと感動の体験でした。
そしてスーパーを経営する川野トモさんと子息の幸夫氏が立派な美術館を作ったことにも感動したのです。
川越からの帰りの車の中で家内が三栖右嗣さんは一流の芸術家だ、そして安井曽太郎や木下孝則の画風に似て柔らかな写実が優しいですねなどとつぶやいていました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
=====参考資料==============
(1)ヤオコー川越美術館のホームページ、
http://www.yaoko-net.com/museum/
(2)三栖右嗣さんの略歴、
ヤオコー川越美術館がコレクションする作家三栖右嗣は、埼玉県比企郡ときがわ町にアトリエを構え、制作活動をおこなってきました。 現代リアリズムの巨匠といわれ、人気作家であった彼の作品は、単に写真のように対象を精緻に写し取るリアリズム絵画ではなく、彼の優しい視点が反映された人間味のあるものです。物を捉える並はずれた技術力と温かみのある描写の作品の数々は、何度でもその前に足を運び、対峙したくなる非常に質の高い、充実したコレクション群です。
略歴 :
1927(昭和 2年) 神奈川県に生まれる。
1952(昭和27年) 東京藝術大学(安井曽太郎教室)卒業。
1972(昭和47年) アメリカにアンドリュー・ワイエスを訪ねる。
銀座・飯田画廊にて昭和51年(1976)まで毎年個展。
1975(昭和50年) 沖縄海洋博覧会「海を描く現代絵画コンクール展」に『海の家族』を出品、大賞受賞。沖縄県立博物館蔵。
「大賞受賞記念 三栖右嗣展」<読売新聞社主催><新宿伊勢丹>
1976(昭和51年) 第19回安井賞展に『老いる』を出品。安井賞受賞。東京国立近代美術館蔵。
皇太子殿下(現:天皇陛下)依頼により『沖縄の海』を制作。東宮御所蔵。
1977(昭和52年) 国立公園協会の依頼により『小笠原・父島より南島・母島を望む』を制作。同協会蔵。
個展<上野松坂屋>。
1979(昭和54年) クライスラー画像<スペイン・マドリード>にて個展。
個展<上野松坂屋、松坂屋本店(名古屋)>。
中略:
1994(平成 6年) 緞帳『薫風』を制作<玉川村文化センター>。
1995(平成 7年) 個展 <松坂屋本店(名古屋)>。
1996(平成 8年) 『爛漫』500号を制作<(株)ヤオコー本社>。
リトグラフの2世紀記念展に招待出品<フランス>。
2010(平成22年) 4月 逝去 享年82歳
2012(平成24年) 「ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館」開館。
この美術館は埼玉県で八百屋さんをしていた川野トモさんが作ったのです。
三栖右嗣さんの絵画を蒐集し展示してある小さいながら芸術性あふれる美術館です。館内にカフェもあり楽しい美術館です。
この美術館を作った川野トモさんがある日、三栖さんのコスモスの絵に感動し、その後三栖画伯と親交を深めました。
そして自分の住む川越市に2012年ご子息幸男さんとヤオコー美術館を建てたのです。そしてそこには三栖右嗣さんの絵画だけ33点を集めて常設展示しているのです。
建物の設計は伊東豊雄氏です。川越の新河岸川のほとりの閑静な場所にあります。
川野トモさんは本当に絵が好きな方だったのです。
それではヤオコー川越美術館に展示してある三栖右嗣画伯の油彩画の写真を示します。

1番目の写真は「麓郷早春」と題した長い大作です。北海道の大地の生命感を力強く描いた1982年の作品です。圧倒されました。

2番目の写真は「信州うみのくち」という題で1997年作、60号の大作の油絵です。
雪の降る木崎湖です。湖面には沿岸の雪が写し出され何故かシーンとした気分になります。私の好きな情感豊かな絵です。

3番目の写真は「春園」という題の大作の部分です。三栖さんの晩年の傑作です。

4番目の写真は冬の北海道の牧場風景です。この絵は展示されていませんでした。

5番目の写真は冬の灯台風景です。

6番目の写真は川越美術館の展示室の風景です。内部の展示室はこのような部屋が二つあり、三栖右嗣さんの絵画だけが33点も展示されているのです。そして33点の絵画の題目や描かれたいきさつが丁寧に説明されています。

7番目の写真はもぅ一つの展示室です。大きな油彩画が間隔を開けてゆったりと展示してあります。

8番目の写真は展示室を出たところにあるカフェです。壁には三栖さが描いた櫻花の大作が掛けてあります。
川越美術館は去年訪問しました。それは驚きと感動の体験でした。
そしてスーパーを経営する川野トモさんと子息の幸夫氏が立派な美術館を作ったことにも感動したのです。
川越からの帰りの車の中で家内が三栖右嗣さんは一流の芸術家だ、そして安井曽太郎や木下孝則の画風に似て柔らかな写実が優しいですねなどとつぶやいていました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
=====参考資料==============
(1)ヤオコー川越美術館のホームページ、
http://www.yaoko-net.com/museum/
(2)三栖右嗣さんの略歴、
ヤオコー川越美術館がコレクションする作家三栖右嗣は、埼玉県比企郡ときがわ町にアトリエを構え、制作活動をおこなってきました。 現代リアリズムの巨匠といわれ、人気作家であった彼の作品は、単に写真のように対象を精緻に写し取るリアリズム絵画ではなく、彼の優しい視点が反映された人間味のあるものです。物を捉える並はずれた技術力と温かみのある描写の作品の数々は、何度でもその前に足を運び、対峙したくなる非常に質の高い、充実したコレクション群です。
略歴 :
1927(昭和 2年) 神奈川県に生まれる。
1952(昭和27年) 東京藝術大学(安井曽太郎教室)卒業。
1972(昭和47年) アメリカにアンドリュー・ワイエスを訪ねる。
銀座・飯田画廊にて昭和51年(1976)まで毎年個展。
1975(昭和50年) 沖縄海洋博覧会「海を描く現代絵画コンクール展」に『海の家族』を出品、大賞受賞。沖縄県立博物館蔵。
「大賞受賞記念 三栖右嗣展」<読売新聞社主催><新宿伊勢丹>
1976(昭和51年) 第19回安井賞展に『老いる』を出品。安井賞受賞。東京国立近代美術館蔵。
皇太子殿下(現:天皇陛下)依頼により『沖縄の海』を制作。東宮御所蔵。
1977(昭和52年) 国立公園協会の依頼により『小笠原・父島より南島・母島を望む』を制作。同協会蔵。
個展<上野松坂屋>。
1979(昭和54年) クライスラー画像<スペイン・マドリード>にて個展。
個展<上野松坂屋、松坂屋本店(名古屋)>。
中略:
1994(平成 6年) 緞帳『薫風』を制作<玉川村文化センター>。
1995(平成 7年) 個展 <松坂屋本店(名古屋)>。
1996(平成 8年) 『爛漫』500号を制作<(株)ヤオコー本社>。
リトグラフの2世紀記念展に招待出品<フランス>。
2010(平成22年) 4月 逝去 享年82歳
2012(平成24年) 「ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館」開館。