何も準備など考えないのも良いものです。しかし何事についても準備というものが好きな私は5つの準備をしています。いささかでもご参考になれば嬉しく思います。
(1)不要な品々は処分し、家の中を整理整頓しておく。
保存する価値もない本を随分買っていたことに気がつきます。押入れに不要になった衣類や道具が大切にしまい込んであります。戦前、戦後の物の無かった時代の悲しい習性です。もう卒業します。
(2)夫婦で入るお墓を作っておく。
イエス様も御釈迦様もお墓を作りなさいとは言いませんでした。しかし世の中の習慣を無視すると遺族が困ります。遺族が簡単に行ける場所の公園墓地に墓を造りました。もう7年位前に作り、長期管理料も払いました。花々が綺麗に植えてあるので時々遊びに行きます。
(3)少しばかりの財産の分配方針を明確に子供や孫に伝えておく。
いくらも無い貯金は法律通り妻と子供が分配します。質素な山小屋は3人の孫が楽しい思い出を持っているようなので、その親へ渡します。中古のヨットは保守管理が面倒なので処分するようになります。処分してくれる方へよく頼んであります。
(4)お世話になった恩人・友人・親類へ感謝し、別れの手紙をそれとなく送っておく。
不仲であった人々を許し、感謝し、惜別の手紙をそれとなく送っておくのです。手紙をいきなり送ることはあまり適切ではありません。そこで私はこのブログの上で間接的に感謝して別れの文章を書きます。幾つも幾つも書きましたが、惜別の気持ちはあからさまに書かないので別れの手紙と気がつく人は居ないと思います。最近の記事の例は、私のヨットの師匠、STさんの事・・・回想と感謝 です。
(5)両親、祖父母、親類、恩人や神父様のお墓参りを済ませておく。
昨年から心がけて墓参りをしています。あの世に行ったとき両親、祖父母、親類、恩人と再開したとき困らないようにして置きます。気持ちの良いものです。
特にお世話になった塚本金明神父さまとムニ神父様のお墓は府中のカトリック墓地にあります。折にふれて墓参りをしています。
以上の5つが私がしている具体的な準備です。その行動を支えている精神は、全ての人や自然界へ対する感謝の気持ちです。その感謝はこのブログ記事として何度も掲載しています。最近の例は、男・女のことなど、その一 です。全ての女性への賛歌と感謝を書いた短い文章です。
自然界へ対する感謝とは不思議に思われるかも知れません。私は美しい風景へ感謝を感じます。例えば下の海に陽が射している風景を見るとこの風景を見る幸いへ感謝します。そしてそれを創った大いなるものに感謝を感じるのです。
このような記事をお読み頂いた全ての人へ深い感謝の気持ちをお送り致します。
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人