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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

ブログ上の友人がアジアの野蚕シルクの布を展示してくれる民族文化博物館を探しています!

2009年12月03日 | うんちく・小ネタ

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11月の初めに1週間ほど神田、小石川町でブータンを中心にアジア各地の伝統的な織物の展示会がありました。ブログ上の友人のhikrunoさんが常に住んでいるカトマンズから一時帰国して開催した展示、即売会です。展示物は野生の蚕から紡いだ機に手織りの織物です。天然草木染めと手織りで作った伝統工芸品です。何か月もかけて完成した貴重な織物です。

この展示会は昨年の末、今年の春、そして11月初旬と3回連続で神田、小石川町で開催されました。私も3回展示会を見て、草木染めの優しい色合い。手織りのぬくもりを感じてしばし楽しい時間を過ごしました。アジアの奥地に踏み込んで現地語で交渉して蒐集した伝統工芸品です。それだけに1枚数十万円もします。とても私の買える価格ではありません。

展示会を終え、総売り上げを計算すると、訪問者の数の割りにはとても少なかったそうです。

バンコックへ帰ったhikarunoさんがご自分のブログで最近書いています。展示会での販売には限界があるので、今後は民族文化博物館や美術館へ売ることを考えているそうです。

何方か興味を持ってくれそうな博物館や美術館をお知りですたなら是非、彼へ教えてくださいませんでしょうか?かれのブログのアドレスは、http://asiancloth.blog69.fc2.com/ です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

尚、布の来歴やその地方の様子は ひかるのさんのブログ、「インド ブータン アジアの布 染織美術館」ーインド、ブータン、東南アジアの国々の生活文化を伝えますー に一枚一枚詳しい説明が出ています。


山本神父による聖霊の分かりやすい説明ーキリスト教に関心のある人々へ送る記事ー

2009年12月03日 | うんちく・小ネタ

キリスト教では、神(父)とイエス(子)と聖霊の3つを崇拝します。三位一体といってキリスト教の一番大切なものです。

天上に居る神、そして神からつかわされたイエス様。この2つは誰にでもイメージを抱くことが容易で、理解出来ます。しかし聖霊とは何ですか?という問いへ対して明確な説明の出来る人は多くありません。なにせ天から飛んで来た聖霊を捕まえて、ビニール袋に閉じ込めて、その体積や重さを測ることができないのですから。

しかしキリスト教にとっては聖霊は非常に重要な存在です。ですからカトリックの教会に行くと祭壇の右手に赤い小さな電気が常に灯っています。それが聖霊なのです。昔は電気でなく、永遠に絶えないローソクの炎だったのです。

この聖霊は説明がしにくいので色々な喩え話を使って説明します。このブログの11月23日の正教会の教義の説明文の中で、ニコライ堂で伝教師をしている金田一豊師が以下のように正教会の説明方法を教えてくれました。

神様の説明を比喩的に表すと、父なる神は太陽、子なる神・ハリストスは太陽からそそがれる光、聖神(聖霊)は太陽から注がれる熱、全てのエッセンスは太陽から来るように神も唯一である。といいます。」

成程、太陽からの輻射熱がなければ人間も動物も植物も生けてゆけないのです。絶対に必要なものです。これは非常に分かりやすい喩え話です。

ところがもっと分かりやすい喩え話をカトリック小金井教会の主任司祭の山本量太郎神父様から頂きましたのでご紹介したいと思います。

まあ、その前に俗っぽい話しをします。主任司祭といえば大会社の社長のような存在です。私のような平信徒にとっては雲の上の存在です。

そんな方から先日、突然電話がありました。このブログを時々読んでいます。それで次回の教会ニュースにヨゼフ・ピタウさんの読売新聞の連載記事について書いて下さいというご依頼でした。

私にとっては、「嬉しい大事件」です。皆様もご存じのようにこのブログではカトリックの狭い教義を無視するように、仏教の話や、ロシア正教や色々なプロテスタン宗派のことを沢山書いています。いつか山本神父様に、「破門だ!」と言われると恐れていました。その方から電話があったので「覚悟」を決めて話を聞きました。話の内容を聞いて思わず安堵の念で胸を撫で下ろしましたものです。

原稿依頼のあと2つの話をしてくました。

(1)キリスト教の色々な宗派は一つになった方が良い。

ギリシャ正教やロシア正教のような東方キリスト教とカトリックが別れてから間もなく1000年になる。マルチン・ルターの宗教改革から500年目の年もやってきます。このような機会にキリスト教の諸宗派は反目を乗り越え、協力しあい、合流するのが良いと思います。という話をされました。

山本神父様は理想を語るだけでなく、出来ることから実行しています。小金井市にある11の宗派の違う教会の交流を進めています。

(2)聖霊はヨットにとって風のようなものです。

山本神父様はすごく忙しい方なのでヨットの経験はありません。将来もそんな暇が有りません。しかし私のヨットの記事を読んで、「聖霊はヨットにとっての風のようなものです」と説明してくれました。

ヨットにとって最大の悲劇は無風です。人間もヨットも動けないのです。向かい風でもあれば、人間を乗せたヨットが風上に向かってのぼれます。向かい風は悪い風です。悪霊の混じった風です。しかし正しい聖霊だけを選んでセイリングをすれば風上45度までは登れます。追い風は楽な風です。順風といいます。風下にむかってセイリングしている時は聖霊が順風のように押してくれているのです。しかし油断は禁物です。時々悪霊が忍び込んでセイルへ裏風を入れます。帆が逆転して帆桁で頭を打たれて水に落ち、大事故になります。ですからヨットで追い風で走っているときが一番危険なのです。一番緊張して居なければなりません。山本神父様とこのようなお話をしました。風が無ければヨットは走らない。聖霊が無ければ人間は活動出来ない。

しかし聖霊に、時々、悪霊が忍び込む。聖霊と悪霊を賢こく見分けながら生きること。活動することが重要ですという明快な喩え話をして頂きました。

ヨット趣味の人だけでなく誰にでも聖霊のことを分かる明快な説明です。

今後、セイリングする時は聖霊が吹いて来たと考えながらヨットを楽しめます。

キリスト教にご関心がある方々にとって聖霊へのご理解が深まれば大変嬉しく思います。(終り)

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妻に先立たれても男は楽しく長生きしよう!その秘訣は?

2009年12月03日 | うんちく・小ネタ

昨日、妻が死ぬと、何故夫は跡を追うようにすぐ死ぬか?という記事を書きました。多くの方々にお読み頂きました。ブログのアクセス数も昨日は535件もありました。趣味人倶楽部の会員からも20件位のコメントも頂きました。

残された夫が何故すぐ死ぬか?料理が面倒なので野菜を食べない。偏食が高じる。だから病気にやられる。お酒を飲み過ぎて肝硬変になる。そしてすぐに死んでしまう。要するに肉体的な健康管理がダメになるのです。

という風に書きました。ところが実は精神的なダメージが大きくて寿命が短くなる場合も多いのです。そこで今日は精神の健康を維持し、独りになっても明るく、楽しく生きながらえる秘訣を書きます。

その秘訣とは夫婦そろって健康な間に「夫婦解散」を何度も実行し、先立たれた場合の訓練を積んでおくことです。昨日、妻を亡くされたある方から「もう何もする気がしません。趣味もしたくなくなりました。なんにも役に立ちません。暗い毎日です」という趣旨の投書を頂きました。深く同情致します。と同時に、ああ「夫婦解散の訓練」をしていなかった。残念なことだ。と感じました。この訓練法の具体的な方法を説明する前に、まず以下のコメントをお読みください。

=====silicagelさんからのコメント(抜粋)========

はじめまして、シリカゲルと申します。
私を含めた男達は「甘えがある」のでございます。結婚するまでは母、おば、祖母等に自分たちが育てやすいように育てられており、結婚すると奥様の操縦で働き蜂化されております。
お酒を止めないのも料理を作らせないのも奥様の長期戦略ですよ。注意しましょう。奥様が先に行かれたら「最高」でございます。(ここだけの話です。知られると寝首をかかれますから)。

これから申し上げる方法が重要なポイントです。

奥さんが先立ったら、生活に困らない程度の財産を残し、全て処分します。
未練がましいことは言わず、奥様の息のかかったものは思い出せないように全て処分です。
その後、海外に旅行に行きましょう。ツアーでも1人旅でも良いです。自由に社会の見分を深めましょう。この時です。別の世界や別の女性に興味が出てきます。興味が出てくれば生に対して欲が出てきます。
そして、亡くなった奥様との生活で学んだ失敗を別の女性と繰り返さないようにすればいいのです。(瘋癲老人日記ですよ)。

(愛されて)甘やかされて生活してきたから、妻が亡くなったら何も出来ないと思っているのは、その方だけです。何も出来なく、考えられなくされているのです。敵は早死にを願っておりますのでその逆を計画しましょう。

料理も闇鍋でいいのです。肉じゃがを作れるなら、そこから手を変えればレパートリーが増えます。極論は、流し台をきれいにして、ごみを貯めないことですね。

私は仕事を辞め好き勝手に生活しております。奥様からおこずかいをいただきながら主夫業です・・・ですから、上記の話は、ここだけでお願いしますね。

==========終り===============

ここだけの話にするにもったいない位貴重な示唆に富んでいます。このシリカゲルさんは奥さんがお元気なうちから精神的に独立しています。夫婦仲が良いのですがお互いに独立しています。それは男の自分が先に死ぬ場合も想定して残された奥さんが楽しく長生き出来るようにお互い訓練をしているのです。

「夫婦解散」とはお互いに距離を置いて、客観的に考えて生活しましょうということが第一歩です。しかしそれだけでは訓練になりません。

私は時々山小屋やヨットに独りで泊まります。その時、「家に帰ったら元気な妻が居る」と考えては訓練になりません。「ああ妻は亡くなって。家には居ないのだ」と考えます。その上で山小屋やヨットで独り生活する楽しさや、面白さを発見して実行するのです。完全に独りになった場合のシミュレーション訓練を繰り返しするのです。そうすると独りになるのが怖くなくなります。

貴方の奥さんがよく、「あなたが死んだら私も生きて行けない」と言います。甘えたような声で言います。でも本気にしてはいけません。それは社交的な会話の一つです。周りを良く見回して下さい。夫が居なくなった多くの妻が元気に発展して、人生を楽しんでいます。ご心配する必要などありません。それでも残された妻の淋しさを少なくするための「夫婦解散」のシミュレーションと訓練は妻にとっても重要なのです。勿論、どちらが先だった場合の遺産の処理方法をお互いにシミュレーション訓練をして置くと、一層気軽になれます。(終り)

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人