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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

集団結婚式をする宗教団体のこと

2009年07月18日 | 日記・エッセイ・コラム

1990年ころアメリカに2年ほど住んでいたことがあります。ある寿司店へよく通っていました。親しくなった若い板前さんが、ある宗教団体の熱心な信者でした。その板前さんは日本男子らしく、サッパリした性格で親切でした。単身赴任の私に同情したのかよく世話を焼いてくれました。帰国する時はその板前さんが幹事になって送別会までしてくれました。

その板前さんは自分の属する宗派の教義をよく話してくれました。また、その宗派では集団結婚式をする話もしてくれました。彼も教祖様の世話でアメリカ人と結婚していました。

よく話を聞くと宗派の世話人が釣り合いのとれた信者の男女を引き合わせ、お互いに気が合ったら交際を経て結婚へと進めるそうです。ただ結婚式だけは集団で挙げるそうです。結婚が神の与えた奇蹟という意味を重用視しているようです。

集団で、お見合いをし、即刻、強制的に結婚式を挙げるのではないのです。釣り合いのとれるカップルを慎重に探し、交際へ進ませ、意見が合ったら結婚式というごく普通のステップを取るようです。離婚率を聞きましたら、言葉を濁して正確な数字は教えてくれませんでした。しかし離婚率はかなり低いようです。恋愛結婚より見合い結婚の方が離婚率が低いのが一般なので低いのでしょう。

日本の新聞では、集団結婚式のことが時々ニュースになり批判的な記事としてマスコミを賑わしています。しかし私はそんな結婚もあっても良いと思っています。

宗教団体が信者の弱みに付け込んで寄付を強要したり、商品を売り付ける行為は宗教の種類に限らず時々あります。それは幹部の経済活動の行き過ぎで、宗教とは何のかかわりもありません。悲しいことですが、そのような事件がマスコミを賑わすことがあります。

宗教が色々と悪い目的に利用されることは、古今東西、数多くありました。宗教に関係したいろいろな事業があるとき、人々は慎重に見分ける習慣がとても重要と思います。

善悪の見分け方は簡単です。「それをすることを釈迦様が教えていましたか?」、あるいは「そんなことをキリスト様が教えていましたか?」と自問すれば明快に分かります。お釈迦様やキリストと自分の間に人間を挟まないで考えることがとても重要になる場合があるのです。

何かご参考になれば嬉しく思います。(終わり)


結婚や夫婦生活は奇跡です、しかし、

2009年07月18日 | 写真

それまで全く知らないどうしの他人がちょっとしたキッカケで結婚し、仲良い夫婦生活を何十年も続ける。そのような事は考えると不思議な現象です。生まれも、育ちも、教育も違う男女が同じ家に住んでいるのです。こいう事を奇跡と思いませんか?

夫婦仲の良い人々はきっと奇跡のように感じていると思います。

しかしその一方で旨く行かなくて離婚する人も多いのも事実です。どちらが悪いという問題でなく、不運としか言いようがないのです。アメリカでは40%の人が離婚するそうです。そのアメリカでさんざん聞いたことですが、離婚の原因は追究してはいけないという知恵です。関係者が感情的にならないで、子供の不幸を最小限にするための鉄則だそうです。

その上、結婚しないで独りで暮らしている人々もいます。

結婚するのも、離婚するのも、結婚しないのも個人の自由です。他人がとやかく言うことではありません。しかし離婚は子供を巻き込むことが多いのです。そのことだけに十分な配慮をしなければいけません。子供の養育の責任や義務もあります。

日本もこれから離婚が増加する趨勢です。一般的に母親が子供を引き取るケースが多いと思います。日本の社会もそれに応じた配慮が必要です。

仲の良い夫婦は結婚は奇跡と思うでしょうが、離婚しなければいけない夫婦へも寛大な気持ちで接する必要があると思います。皆様は結婚を奇跡と思っていらっしゃいますか?離婚をどのように感じていらっしゃいますでしょうか?


ブログを書いていると面白い質問が来ます

2009年07月18日 | 日記・エッセイ・コラム

ブログを書いていると、時々面白い質問がきます。

下の質問には、答えに困りました。「みんなの足跡・あし@」とうSNSに入会(無料)するといろいろな商品をブログで宣伝している人々が沢山います。売上が上がると報奨金が貰えるようです。

その様な人の真似をすると良いと思います。また収入を増大する指導書もあるようです。

「みんなの足跡・あし@」の検索をして入会して見ては如何でしょうか?

その他にも色々な方法があるのかも知れません。何方かご存知の方がお教え下さいますようにお願いいたします。

下記はある方からの質問です。

=======質問==============

初めてコメントをさせて頂きます。
どうしても今自宅にあるパソコンを使って収入を欲しいのですが、どうやったらパソコンで収入を得れるかご存知ではないでしょうか?
将来の為にパソコンで収入を得れるようになると、とても生活が楽になるのですが・・・
ご存知でしたら教えて頂ければと思います。
なにせパソコンはまだ始めたばかりでして、まったく知識がありません。
最近はパソコンを使って収入にしている人が増えてきていると耳にしますので、興味津々です。

==========終わり===========


何故オバマ大統領はローマ法王に会いに行ったか?

2009年07月18日 | 日記・エッセイ・コラム

宗教の指導者は政治権力に近づいてはいけない。政治はこの世の問題を解決し、宗教はこの世とあの世の両方の問題に取り組む。宗教家がこの世の政治権力を持つと、神や死後の世界のことが分からなくなる。従ってローマ法王が世界の国々を訪問する目的は各地の信者へ神の祝福を授けるためである。政治権力者と会うためではない。世界を飛び回ったヨハネ・パウロII世もこの原則を守った。しかし政治権力者が一人の信者、あるいは崇拝者として会いに来た場合は拒絶しないのが習慣になっている。イタリアで最近、サミットの会議があったときオバマ大統領がローマ法王、ベネデクト16世に会いに行った。日本の麻生首相も一人のカトリック信者として会いに行った。ローマ法王はオバマさんや麻生さんへ会ったのは宣教効果を少しでも増大するためであり、政治家の方は自分の政治的宣伝のためであろう。どちらの目的もなにがしかの胡散臭さがある。やっぱりお互いに会わないほうがスッキリしている。

私はカトリック信者なのでオバマさんが法王へ尊敬の態度をしめしたので、オバマさんを今まで以上に好きになった。これは少し本当の気持ちである。それならオバマさんはイスラムの指導者や仏教の指導者へ会いに行くべきではなかろうか?どうも不公平すぎると思う。

世界には宗教間の誤解や対立が絶えない。不幸な戦争の原因にもなってきた。この問題を解決出来るのは政治家であろう。オバマさんの父親はイスラム教徒で、オバマさんのミドルネームにイスラム教の名前が入っている。この事実はイスラム教対キリスト教の不毛な対立を和らげる効果がある。

一般的に宗教団体が政党を作らない方が良いと言われている。しかし我が国には公明党がある。仏教の教えと政党の関係はよく理解出来ないが、あまり弊害が無い。しかしせっかく仏教系の政党なのだから、もっとイスラム教、キリスト教、仏教の間の和解と交流へ努力すべきでないだろうか。特に中国政府によるダライ・ラマの弾圧へ無言でいるのは理解できない。

政治権力者は伊勢神宮参拝へ行くのは何故だろうか?反対する気持ちは毛頭無いがその目的が説明されていない。不思議に思っている。

最近のオバマ大統領のローマ法王、ベネデクト16世の訪問で感じたことを書いてみました。

オバマさんや、麻生さんがローマ法王へ会いに行ったことを皆様はどのようにお考えでしょうか?

今日も皆様のご健康と平和をお祈りします。   藤山杜人