goo blog サービス終了のお知らせ 

後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

大正時代に活躍した詩人、荻原朔太郎の記念館でしばし詩を読んで来ました

2009年07月10日 | 日記・エッセイ・コラム

前橋市の名医の息子として生まれた荻原朔太郎は前橋で旧制中学を卒業後、熊本の五高、岡山の六高へ遊学しました。鋭い感性と、溢れる美的感覚で感傷的な詩を数多く作りました。感傷的ではあっても言葉が芸術的に響きあっています。息をのんで緊張して読まないと理解できないような感じでした。記念館に展示してある直筆の詩を数編読んで、とても疲れました。心地よい疲れでした。記念館は敷島公園の北端にありました。今回は割愛しましたが朔太郎の遺品の多くは広瀬川の傍にある前橋文学館に展示してあるそうです。

荻原朔太郎は口語自由詩を確立し、日本の近代詩に不滅の足跡を残しました。彼の生家の書斎、離れ座敷、土蔵の3棟だけが前橋市内に残ったので郊外の敷島公園に移築し、公開してあります。

下の写真は数多くの詩を書きあげた書斎の写真と詩の一部の写真です。

書斎には木のテーブルとイスがあるだけの質素なものでした。このようなわびしい部屋で彼は日夜、思索を深め、言葉の響き合いを工夫して詩を一つ一つ作り上げていったのです。

143 137


広瀬川の清流が貫く前橋市の美ししさ

2009年07月10日 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜は前橋市のあるホテルに泊まりました。広瀬川という水量豊かな川が水音を響かせて街の真ん中を流れています。美しい歩道橋が沢山あり、両側にはタイル敷きの散策路があります。

あまりにも美しい散歩道なので昨夜と今朝の2回ゆっくり散歩して来ました。前橋市は利根川のそばにあるので川岸が緑豊かな広い公園になっています。とくに敷島公園の広さと樹木の大きさは東京では見られないと思います。

水量豊かな北上川が町中を流れている盛岡市の美しさを思い出しながら散策をして来ました。

下に夕方の広瀬川の写真一枚と朝の写真2枚を掲載します。(終わり)

102 111 121


最古、最大の足利学校、室町幕府の足利尊氏、そして現在の足利市民の関係は?

2009年07月10日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、足利市へ行き、足利学校の復元された校舎、施設を見て来ました。足利家代々の館跡の「ばんな寺」も散策してきました。歴史ボランティアの男性に足利尊氏へ対する現在の市民の感情を、いろいろ聞いてきました。

いずれ詳細は書き加えますが、結論的に言えば、三者にはほとんど関係が無いことが分かりました。現在の足利市民は足利尊氏を尊敬したり、親しく感じてはいないそうです。先祖代々は足利市に住んでいたが尊氏は京都で育ち、関東へは鎌倉までしか来なかったそうです。

足利学校は一説には平安時代の小野篁の創建、鎌倉時代の足利義兼、そして室町時代の1487年、時の関東管領、上杉憲実による創建など3説があります。

いずれにしても、堀に囲まれた広い敷地に、平安時代から学校があったらしいのです。日本古来の学校を見るのは初めてなので感動しました。

下に校門の写真と堀の向こうに見える校舎の写真を示します。撮影はMrs.藤山です。

011 067