山地帯~亜高山帯の陰地のやや湿った場所を好んで生育する落葉小低木である。花期は5~6月。幹の下部は地面を這い、若枝は短い軟毛がやや密に生える。葉は腎円形で掌状に3~5中裂し、さらに縁は鋸歯状となる。長い葉柄があり、軟毛や腺毛がある。花は総状花序にまばらにつける。辺縁に赤みを帯びた黄緑色の花で、花序や花柄、子房には腺毛と軟毛が密生する。熟すと毛の生えた赤い実が成る。山梨県では富士山周辺と南アルプスに生育しており、群生するが生育場所はあまり多く無い。
2018年山梨県絶滅危惧ⅠB類(EN) 2017年環境省-
赤い実を付けたトガスグリ 令和2年7月 富士山麓で撮影
同上 群生するトガスグリ
トガスグリの実
同上 実には棘状の毛が生える。
花はまだ見ておらず、花期に再訪してみたいと思う。
⇒その他の山梨県の絶滅危惧の植物
➡山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
2018年山梨県絶滅危惧ⅠB類(EN) 2017年環境省-
赤い実を付けたトガスグリ 令和2年7月 富士山麓で撮影
同上 群生するトガスグリ
トガスグリの実
同上 実には棘状の毛が生える。
花はまだ見ておらず、花期に再訪してみたいと思う。
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