山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

八ヶ岳を再訪する(後編)  平成30年7月14日

2018年07月17日 | 花・花・花
 寝過ごしたうえにあちらこちらで花の写真を撮りながら歩いたたために目的地であった山頂までは行けなくなってしまった。今回山頂まで行きたかったのは重要な課題があったからなのであるが、幸運にも目的としていた花は途中の岩の上で咲いているのを発見することが出来た。


    今回の重要な課題とはこの花。八ヶ岳ではなくとも御坂山塊で普通に見られる、はずの花だが?


    来年の山岳レインジャー活動説明会の際にどうしてもこの花の画像が必要だった。


    ハコネコメツツジは雄しべが5本、一方チョウジコメツツジは4本である。雄しべは4本、どうやらチョウジのほうだ。

 聞くところによると南八ヶ岳ではハコネコメツツジ、北八ヶ岳の北横岳あたりだとチョウジコメツツジになるらしい。今回の場所はハコネコメツツジが咲いている場所だと思っていたのだがどうやらチョウジコメツツジだ。別の場所をもう少し探索してみないとわからないが、ひょっとしたら八ヶ岳は全域チョウジコメツツジなのかも知れない。

 羅列になるが課題の他にいろいろな花に出会うことが出来た。


    笹に飲み込まれながらも辛うじて咲き残っている株を数株発見。


    ケブカツルカコソウ。


    コバノイチヤクソウ。ほとんどがまだ蕾だった。


    笹原の中にコウリンカ


    イブキジャコウソウは所狭しとあちらこちらに咲いている。


    ヨツバシオガマ。今年はたくさん咲いてくれた。


    ヒメハナワラビは成長して胞子が大きくなっていた。前回は2株見つけたが今回はこれしか見つからず。


    ヤマブキショウマ。


    タカネニガナはもうすぐ咲きそうである。

 慣れた山域なので5時を過ぎるまで山の上をブラブラして下山開始する。駐車場に到着したのは7時半になってしまったが、暗くなってきた登山道で私の少し前を歩いていた人が居たのにはちょっと驚いた。しかし、その人はさらに後ろを歩いていた人が居たことにもっと驚いたことだろう。


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 八ヶ岳を再訪する(前編) ... | トップ | 富士北麓の原生林を彷徨う ... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ハコネとチョウジ (ヨッシー)
2018-07-20 09:03:54
2種類のコメツツジの判別に記述の誤りがあったのを指摘され文章を訂正しておきました。ハコネコメツツジは5弁で雄しべが5本、チョウジコメツツジは4弁4本です。

コメントを投稿

花・花・花」カテゴリの最新記事