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急速に発達した低気圧日本海を北東へ移動 山梨県内では峡南や富士五湖で大雨 特に低気圧のこんな箇所には

2012-04-03 23:50:59 | インポート

①4月3日12時の天気図 気象庁HPより引用

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              ↓

②4月3日18時の天気図 気象庁HPより引用

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③4月3日18時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用

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④4月4日9時の予想天気図 気象庁HPより引用

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4月3日は、低気圧が急速に発達しながら日本海を北東へ進みました。

このため、ほぼ全国的に強い風に見舞われ、特に、関東以西の各地では、4月としては記録的な暴風となりました。

紀淡海峡に位置する和歌山県の友ヶ島では最大瞬間風速が41・9m(南南東風)を観測したほか、関東や東海、北陸や西日本のあちこちで、瞬間風速が30mを超す、大人でも吹き飛ばされるような暴風が吹き荒れました。

山梨県内では、

Ⅰ:風は、河口湖で最大瞬間風速28・4m(南南西風) 最大風速で13・3m(南西風)を観測したものに、甲府など盆地地域では最大風速ではおおむね10m以下とさほどの強風とはなりませんでした。

Ⅱ:雨ですが、24時間雨量が富士五胡地域の山中で113㎜ 峡南地域の南部で77・5㎜を観測して、一時、富士五湖地域には大雨洪水警報が出されたものの、盆地地域の甲府では19・5㎜止まりとなっています。

Ⅰ、Ⅱとも、四方を山地に囲まれた県内の地形的特性が如実に反映されているものですね。

、3月31日の記事でも紹介しましたように、等圧線の混んでいる箇所ほど風が強いのですが、特に、低気圧の南側に入る場合、寒冷前線付近(特に前側)で風が強くなりやすいもので、今回も、各地で低気圧から延びる寒冷前線の通過時頃に最大風速を観測している箇所が多くなっています。

主な観測地点の最大風速とその観測時間を列記しますが、引用図①②で、低気圧から延びる寒冷前線の通過が何時頃かを念頭に置かれてご覧下さい(気象庁HPより引用)

山口県下関 16・5m(西南西風)  12時42分

広島県広島 17・1m(南西風)  13時35分

島根県松江 22・1m(西風) 13時34分

和歌山県友ヶ島 32・2m(南南東風) 13時38分

和歌山県和歌山 22・9m(南南西風) 14時52分

大阪府大阪 14・9m(西風) 16時13分

静岡県静岡空港 20・0m(南風) 17時21分

東京都東京 15・1m(南南東風) 18時22分

東京都羽田 27・2m(南風) 18時59分

地形的特性などで、必ずしも当てはまらない地点もあるものの、おおむね、寒冷前線通過時の直前に最大風速を観測していることが解りますね。

さて、今後ですが 引用図③④⑤より、 3日18時現在、日本海中部にある低気圧に中心の南側には、水蒸気画像上の暗域(乾いた気流)が入り込んで、この低気圧から延びる閉塞前線の閉塞点付近の東北地方北部には、水蒸気画像城で、ほぼ円形に一際白く輝く画像域があります。

水蒸気画像上で、こういう画像が現れた箇所は、新たに低気圧が発生する兆候を示すもので、今後、この閉塞点付近に低気圧が新たに発生して、この低気圧が北北東へ進んで、4日9時にオホーツク海に到達して更に発達すると私は考えています。


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