へえ〜!そうなんだ!山梨県

山梨に特化した自然現象を紹介!
連絡先は
tenki@air.ocn,ne.jまでよろしくいお願いいたします!

おお寒~っ!!日本列島に寒気が波状攻撃

2011-12-24 00:14:22 | インポート

①12月23日15時の天気図 気象庁HPより引用

11122315

②12月23日15時の日本付近雲画像図(赤外画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工

20111223150000

③12月24日9時の予想天気図 気象庁HPより引用

11122309

12月23日は、北海道の西に発達した低気圧が停滞気味となり、本州付近では冬型気圧がつよまりました。

特に、本州の上空には強い寒気が流れ込んで、北海道や東北の日本海側では猛吹雪、ほか、北陸から山陰まで、日本海側では所処で大雪となりました。

北海道のえりも岬や室蘭、奥尻などでは、最大瞬間風速が30mを超えましたし、北海道上川地方や新潟県の上越地域では、24時間降雪量が40㎝以上を観測した地点もありました。

ただ、関東地方(特に南部)では、引用図②で図示する A の雲の集団が掛かり、晴れ間がありましたが雲の多い1日となってしまいました。

これは、冬型気圧配置時に日本海から本州へ吹く気流が、中部山岳で関東平野と東海道方面とに一旦分断されて、関東南岸で再び合流しやすくなると言う地形的特性や、上空には、本州の西側に気圧の谷がある場合によく見られます。地上天気図上では、冬型気圧配置になっているものの、関東以西の本州南岸沿いで、等圧線が北東~南西方向に走っていたり、関東南東沖~伊豆諸島近海で低圧部が残っている場合ですね。(引用図①②)

引用図②で図示している上空の気圧の谷が、本州上に差し掛かると、

◇日本海中部や西部(上空の気圧の谷の勢力が強い場合は四国あたりにも)に低気圧が解析されるようになり、この低気圧が本州を通過時に、一時的に降雪が強まったり、突風が吹いたりします。

油断なりませんね!

当該気圧の谷が本州通過後、新たに上空には強い寒気が流れ込んでくるものです。

24日朝の最低気温予想は、甲府で-5℃、河口湖で-7℃。水道管や路面の凍結等には気をつけてください!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。