フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

二世代(+半世代)の梯子

2013年01月05日 | パリ11区

マリーアンジュ夫妻のアパルトマンでも、夕食を御馳走になった。こちらはご主人の手作り料理だった。何しろ奥さんのお腹に赤ちゃんが宿っているので、ご主人が活躍したわけだ。

 

デザートも作ってくれた。

 

彼等も日本旅行中に買ったりしたものを、見せてくれた。

ネズミ志野のお茶碗にクッキーを入れて出してくれたり、桜の花がデザインされたペアコップや、その他マッチや小物類も見せてくれた。大事に残しているようだった。

どこで買ったのか赤い蛸の紙風船みたいなのも、吊ってあった。 

DVDによる映画を壁に投影できる機械が天井に設置してあって、少しだけそれを使って、映像を見せてくれた。彼等の楽しみらしい。日本では公共の施設などにはあるが、家庭用は見たことがなかった。

 

今日は午前中から昼にかけて、両親を郊外に訪ね、午後から夕方にかけて娘夫婦に家を訪問したわけだ。「今日は、親子の家をはしごしたんだね。」と言うような意味のことを言っていたのを覚えている。

 フランスでは二世代の同居のケースをまず知らない。必ず子供は独立して住んでいるし、両親の片方が亡くなっても、残った方は一人暮らしをしている。大抵お婆ちゃんが一人で住んでいるのだった。 

二世代双方に親しいと、片方だけしか会わないわけにはいかず、両方会わないといけない。その結果両方に会おうとすると、「はしご」と言う結果になる。 

こうして二世代に会ったのだが、実際はマリー・アンジュのお腹の赤ちゃん(実は後で男の子と女の子の双子と判る)を含めると併せて二世代+半世代に会ったというわけだった。 

そう言えばマリー・アンジュのお腹はずいぶん大きかったなと、後から回想した。 

帰りはメトロの駅まで二人で送ってくれ、エリック夫妻が待っていてくれるアパルトマンに無事帰った。 

この年の十一月、無事に双子を出産し、彼女が一番最初にしたこと、それは日本食を食べに行ったことだった。

フランスでは「妊娠中に生魚を食べてはいけない」ということになっているらしく、出産を待って早速刺身、寿司を食べに行ったそうだ。

 

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