フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

金閣寺を袖にして!?

2011年12月01日 | ブルターニュ

昼食後、奈良公園や氷室神社を見て、東大寺に着いた。

 

 

まずは鹿せんべいだ。

殆どのフランス人はせんべいをねだる鹿にかみつかれても、これが本当に好きなのだ。一様に子供みたいに喜んでくれる。

 

そして、大仏殿の中では、よほど並んでいない限り、柱くぐりを楽しむことにしている。

まずは私がお手本を見せる。

これには何人か躊躇する人や、躊躇しつつもやってみる人、駄目だとわかっていてもチャレンジする人など、いろいろだが、

この二人はすぐに「やってみる」だった。

 

それもそのはず、この彼ら、スカイダイビングやバンジージャンプも大好きなんだそうで、好奇心旺盛だ。

体型も難なく通りそうではあったが、ご主人のガンツ・ジュニア(とニックネームをつけた)が、簡単に抜ける。

ローランスも続けて、するすると抜け、にっこりポーズ!!

 

そして、二月堂から春日大社へ。

途中に寄った刃物やさんで、彼女は、お土産を探していた。

生け花を習っているお母さんのためにと、花ばさみにネームを入れてもらうよう頼んだ。

お母さんの喜ぶ顔が浮かぶようなナイスセレクトに感心した。

 

自然が大好きな二人であるが、驚いたことに、彼らは、京都観光で金閣寺を見なかったそうだ。

そう言う人もいるのだ、価値観はそれぞれだと改めて感じた。

どこへ行ったかと言うと、嵐山や、植物園だそうだ。

パリに行ってエッフェル塔を見ないで帰るようなものかもしれないが、そういうこともありだ。

 

帰宅後、生魚が大好きだと言う彼らには手巻きずしを食べてもらうことにした。

これが気に入ったとかで、帰国後早速作ったそうだ。さらに巻きずしも素晴らしい出来栄えだった。

 

彼らは、この旅行でお弁当と言うものにも興味を持ち、お弁当箱を買い、帰国後お弁当を持って仕事に行ったりもしているそうだ。

鰹節にも興味を持っていた。

 

聞けば、パパ・ガンツも料理が得意だそうで、日本料理が好きだという。

そういえば、アルザスを訪ねたとき、日本料理の本があって、びっくりしたものだ。

 

フランス人でも、文化に興味を持つ人、建物、歴史などさまざまであるが、とりわけ彼らは日本の自然と食に魅せられたようであった。

 

彼らはブルターニュの南のナントと言うところに住んでいる。

ボルドーへいつか行くときに、立ち寄れるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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