フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

身元引き受けます。そうですか、それならば

2011年09月22日 | パリ11区
初めて両親一緒に来日したこのカップルが、大いに日本が好きになって、二度目の来日を一年後に果たすとは驚いた。
 
文化や歴史もだが、このカップルは日本食と自然の美しさに魅了されたようである。
高野山の精進料理も気に入り、鰻が大好きなのだ。
 
今回の旅程は、自然を満喫するべく、JRとレンタカーも利用するという。
上手にお得なレンタカーのサイトを探し、紀伊半島の和歌山を中心に、また丹後半島へ足を伸ばすときにもレンタカーの利用だ。
 
宿泊に当たって、依頼が来た。
地方では民宿に泊まりたいと言う。しかし英語での予約が出来ないところも多いので、予約代行の依頼だった。
彼らが予め決めた宿に私が電話で予約するのは簡単なことなので、もちろん引き受けた。日本の場合、ほとんど現地決済なので、クレジットナンバーを言う必要もないところがほとんどである。
 
この時は、確か城崎、天橋立、紀伊半島では湯の峰温泉、また関西ではないが、富士山を見ると言うことで、確か河口湖の民宿を電話で予約した。
こういう場合、私は連絡先として、我が家の電話番号を伝えておく。
 
しかし湯の峰温泉は、最初こう言われた。「うちは今は外国人はお断りしているのです。」と。
「どうしてですか?」と尋ねたところ、「以前連絡なしのキャンセルが続いたことがあって」とのことだった。
 
それは理解できた。しかし「私が彼らの宿泊の保証をしますが、それでもだめでしょうか?」と、もうひと押しした。
そうすると「そうですか。それならば」と、引き受けてくれた。
 
このことを彼らにも伝えると、「(湯の峰温泉は素晴らしいところらしいから)キャンセルなんて何で私たちがするでしょう?あり得ないわ」と言うことだった。
 
事前に宿の方から確認の電話があることもあるけれど、この宿には安心させるため前日に「明日宿泊しますからお願いします」と伝えておいたので、全く問題なく料理も温泉も自然にも満足してくれたようで、こちらも嬉しかった。
 
前回は京都泊で奈良には日帰りだったが、今回は二泊してくれることになった。
市内観光は済んでいるので、山の辺の道を歩くと言う目的である。
 
 
 
 
 


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