さて、またベルニの紹介でやってきたカップルだ。
これが、ベルニ東京滞在中、最後の紹介になった。
パリに住む彼らは、おしゃれなパリジェンヌとパリジャンのイメージだが
彼女、ドミニックはリヨン生まれ、夫ポールはアルザス生まれだった。
小顔で笑顔がとってもキュートなドミニクに、乾杯するときいつも大きな目玉を見開くようにするポールだった。
三泊し、習字や着物を特に喜んだ。
法隆寺に行くときに、玉虫の厨子を見るように、懐中電灯を貸したところ、「失くしてしまったから」と
買ってきてくれた。100円ショップで買った懐中電灯だったので、申し訳ないくらいであったが
おかげでよく見られたと言っていた。
カトリーヌとは昔からの友人であったそうだ。
過去形になっているのは、今はほとんど音信がないそうで、
カトリーヌ曰く、「彼女とは若い時からの友人だったのに、仕事に成功し忙しくなってから
変わってしまったのよ。残念に思うわ」
カトリーヌの家に行った時も別荘に行った時も、若かりし日の二人の写真が飾られていて
もちろん別荘でも一緒だった。
何があったのかは定かではないが、どちらもいい人であることは、共通の友人である
ベルニとの関係でわかる。
そんなこともあり、カトリーヌの家に泊めてもらったとき、ドミニックには言えずにパリを訪れたのだった。
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