京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

大文字山 ナラ枯れ、4本に拡大

2007年08月09日 | ナラ枯れ
もうすぐ、京都大文字の送り火です。
だからと言うわけではありませんが
吉田神楽岡のこの場所は、全景がよく見えます。
猛暑の折、ナラ枯れはどんどん進みます。
8月上旬から下旬にかけて
周辺の緑と対比し、くっきりと「茶」が浮かび上がります。
大文字周辺では、現在4本が枯死しています。
少し見にくいですが
「大」の左肩から下がった尾根伝いに、3本あります。

「ナラ枯れ」緊急調査ー東山将軍塚

2007年08月08日 | ナラ枯れ
各地の森で、赤茶けた木々が目立ち始めている。
8日、「北山の自然と文化をまもる会」や「いいまちネット東山」、「京都大阪森林管理事務所」や「京都山岳連盟」が
緊急の東山・ナラ枯れ調査を行った。
午前10時、将軍塚駐車場に集合
その周辺と豊国廟でコナラやシイなどの枯死の状態を現場で見て回った。
上の写真は東山遠景。中央から右側のところに、茶色に見えるのが現場。


高台寺国有林内の現場では、結構大きなシイなどが沢山枯死している。(上と下の写真)
森林管理事務所も、まだ全容を完全には把握していないが
今、国有林内で枯死が26本、枯れかけが13本、
これも含め感染木は230本以上とのこと



京都女子大学へ通ずるおんな坂を上がったところにある
豊国廟でも22本が感染し、6本が枯死している。(下の写真)

今年、京都周辺の三山では、
過去最高の「ナラ枯れ」になるのは間違いないだろう。

交尾の季節 ノコギリクワガタ

2007年08月07日 | 京都
あちこちで、交尾の季節です。
ノコギリクワガタのオスが、
樹液を吸っているのかなと思ったら、交尾でした。
樹液がよく出る場所です。
メスはそこに押し付けられたような形で
全く動かないので
生きているのかな、と心配になりましたが
しっかり交尾していました。
アリも沢山群がっていました。


吉田山のカシナガ-その後

2007年08月03日 | ナラ枯れ
吉田山のカシナガーその後
○コナラへの侵入は
真中と北、南のコナラに加え新たに西に二本
真中のコナラ(S0)から北のコナラなどに被害が広がり、
南のコナラに続いて西のコナラに飛び火。
コナラへのアタックは、量的には凄まじかった。
特に、北のコナラには1000を超える穴があけられた。
S0はほとんど止まり、南のコナラへの攻撃も大きく減っているが、
西のコナラにはアタックが続いている。
北のコナラは残念ながら、枯れそうだ。

○南のコナラと真中のコナラの間にある
茂庵の敷地内のアラカシやコナラにも飛び火。
ここの被害は、拡大の勢いはなく、ぽつぽつ。
ただ、入り口の一本でのヨシブエの穴が気になる。

○アラカシなどへの攻撃は、頑張ってしのいでいる。

写真は、根元に土をかけたアラカシ
数日たって、カナブンが3匹
根元を必死になって掘り返そうとしていた。
さらに、下の写真は、その2日後
今度は、広げられた穴に
ハエが押し合いへし合い入り込もうとしている。

何があるのだろうか?


稲荷山のナラ枯れー四ツ辻から

2007年08月02日 | ナラ枯れ
稲荷山の枯死現場です。
四ツ辻から北西方面に下がったところに広がっていました。
現場を探しましたが、本宮近くの月日之宮という神社の周辺でした。
現場近くには、今年の伐倒処理木がビニールに包まれて置かれていました。

以下は、枯死木の根元の状態です。フラスがたっぷりと溜まっています。
これだけやられては、持ちこたえられません。