京都・環境ウォッチ

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毎日新聞、沖縄の海兵隊ー『北朝鮮崩壊時の核除去が任務』?

2010年04月01日 | 日本ウォッチ
今朝の「毎日」に、
2月17日午前に行われた「日米防衛幹部による密かな会合」の
”本音部分”が載っている。

「沖縄に、上陸作戦を担う部隊がなぜ必要か」
米側の「公式見解」に対して
「日本側出席者の一人がいらだちを抑えるように反論した。『そんな話は私たち安保専門家はわかっています。そうゆう説明ばかりだから、海兵隊は沖縄に必要ないと言われるのです』 
司令官はしばし考えたあと、言葉をつないだ。『実は沖縄の海兵隊の対象は朝鮮だ。もはや金正日体制の崩壊の可能性の方が高い。その時、北朝鮮の核兵器を速やかに除去するのが最重要任務だ』・・・初めて本音を明かした瞬間だった。」

これは、アメリカと日本政府の「広報作戦」上重要
「研究者数人」も参加しているし、毎日は「一面トップ」の扱いだ。

この記事が語っているものがいくつかある。
①、沖縄になぜ海兵隊が必要か、彼らもやはりしっかりと語れないこと
「非公開の夕食会で田中氏は、スタインバーグ氏ら米側の現職高官に『沖縄の海兵隊の役割は何か。はっきりした説明がほしい』と迫り、同席者を驚かせた」
②、沖縄の米海兵隊も、「ありうる全面撤退」
「15年前」を紹介
当時「日本では余り知られてはいないが、米国内では沖縄の海兵隊の撤退論や海外移転論の研究が盛んになった。『沖縄の海兵隊基地をオーストラリアへ移した場合の影響は』」。
陸自の元幕僚長は、
「日本では話題にすらなっていなかった『沖縄海兵隊の撤退シナリオ』が、一つの研究機関であれ、米軍関係者が真剣に検討していたという事実」に衝撃を受けたとのこと。
「それに似た現在」という。


では、
この一面記事の狙いー「北朝鮮崩壊時の核除去」は
海兵隊の沖縄駐留の新たな説明として”有効”か?
これって、
沖縄から北朝鮮への海兵隊上陸作戦を想定?
「北朝鮮の政権崩壊」を『有事』と見なし、
自衛隊も参戦?
いかにもアメリカ的だが、
このやり方は、既にアフガンでもイラクでも失敗が証明ずみで
いつまでもこんな考え方では、世界はうまくいかないだろう。
ということで、
この「北朝鮮”有事”での海兵隊の核除去」の新説明は
大いに物議をかもし、問題化するだろう。


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