気まぐれな神社・仏閣めぐりぶらり旅の備忘録

神社・仏閣、史跡などぶらり散歩・旅めぐりでの写真、珍散文を載せている。(自分の備忘録)

鎌倉三十三観音巡り その3(更新不可)

2016-07-01 | 鎌倉三十三観音
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➡ 町田・小山田神社周辺のハス田のハスの花                        撮影2016-7-28

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➡ 再投稿
在庫整理をしました。古都・鎌倉の観光の中で、「鎌倉三十三観音霊場」に巡り合い、巡礼を実行しました。その記録を備忘録として整理し、します。鎌倉には、四季折々訪れていたが、霊場巡りという目的で訪れるのは初めてである。少し時間も経ちましたが、巡礼時間、回数を含めてまとめてみました。鎌倉霊場は、意外とエリア毎に集中しており、かつ、バスの利用も容易で、数回で、完了できました。(徒歩でもOK)総巡礼回数:6回、巡礼期間:2012年5月19日~7月13日の3か月間、2015年5月21日で3ヶ年であった。
補足事項:a)鎌倉三十三観音霊場の巡礼順は、発願寺(1)、結願寺(33)は、厳守すること。
      発願印、結願印が、頂けない。
      巡礼順が理想であるが、特に必須ではない。
     b)ご朱印帳、ガイドブックなどは、杉本寺(1)で、購入できる。
     c)妙高院(27)参拝時、都合(住職不在)によりご朱印帳への記帳が頂けなかったので後日再参拝し、
      記帳を頂いた。
「鎌倉三十三観音霊場」巡礼の写真集を整理しました。
観音さまは、三十三に化身し人々を救うという信仰から、観音菩薩を祀る三十三の霊場をめぐる札所がつくられた。西国三十三箇所や坂東三十三箇所、秩父三十四箇所を合わせて「百観音巡礼」と云う。
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札所第二十番 天照山 千手院 「」
正式名称   天照山 千手院 
札所本尊   千手観世音菩薩(別称;
宗派     浄土宗
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ご朱印

山門、奥に本堂が観られる。山門の右には「浄土宗 千手院」の大きな板標が掛かっている。

朱色の山門を抜けると石畳の参道、少し左へカーブしている。

蓮乗院と同様、光明寺の塔頭である。
「光明寺」の山門をはさんで「蓮乗院」の反対側に「千手院」がある。この近くの材木座海岸には現存する最古の築港遺跡「和賀江嶋」がある。江戸時代中ごろからは、寺子屋として近所の子どもたちに読み書きそろばんを教えていた。境内には松尾芭蕉の句が刻まれた「寺子屋の記念碑」がある。
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札所第二十一番 普明山 成就院 「」
正式名称   普明山 法立寺 成就院
札所本尊   聖観世音菩薩(別称;
宗派     真言宗大覚寺派
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景色も楽しめる高台の寺。由比ヶ浜が望める絶景の良さ、色とりどりの「あじさい」に彩とられる参道。本尊の「不動明王」は、縁結びのご利益がり、パワースポットで有名。星の井(鎌倉十井の一つ)、御霊神社、虚空蔵堂などが、近くにある。
ご朱印                      山号、院号、寺号の石標

少し小高い上り、下りの参道

山門、「普明山」の扁額

本堂、「成就院」の扁額
「普明山」の扁額の掲げられた山門を入ると、良く手入れされた庭木の先に本堂があり、石畳が続いている。
本堂には、本尊の「不動明王像」、「大日如来像」、札所本尊の「聖観世音像」が祀られている。

不動尊像
(注)弘法大師の立像や不動尊像、十三重の石塔や 夢殿をかたどった石造物が置かれている。

話題の「紫陽花」の石階段参道と紫陽花のコラボの景観
煩悩の数と同じ段数のこの階段の両脇には、般若心経の文字数と同数の262株の紫陽花が植栽されている。

極楽寺駅の改札を出て左の方へ坂を上って行くと、「鎌倉七口」のひとつ「極楽寺切通し」がある。その切通しにさしかかった辺りの右側にある階段をのぼると「成就院の山門」が観える。石段の両側はあじさいが植栽され、開花時期には大勢の見物客が訪れる。境内には聖徳太子をまつる「八角堂」や、本尊ご分身の「不動明王」が矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制多迦童子(せいたかどうじ)を従えて立っている。参道を坂ノ下側に下った先に成就院所有の境外仏堂である「虚空蔵堂」がある。
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札所第二十二番 霊鷲山 極楽寺 「」
正式名称   霊鷲山 感応院 極楽律寺
札所本尊   如意輪観世音菩薩(別称;
宗派     真言宗宗西大寺派
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弱き者を救った慈善の寺。
ご朱印

山門

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山門を抜けて、細長い参道の奥に本堂
本尊の「釈迦如来立像(国重文)」は、京都嵯峨清涼寺の釈迦如来像(国宝)を模刻したものだが、秘仏となっており厨子に安置されて直接拝観はできない。

「観音堂」;「鎌倉三十三観音のガイドブック」からコピーした写真です。(撮影不可のため)
参道の両脇には新緑の葉を湛えた桜の並木がある。正面奥に本堂があり、その少し手前の右側に「観音堂」がある。境内は、撮影及びスケッチなどは禁止されているので注意願う。

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札所第二十三番 大異山 高徳院 「鎌倉大仏
正式名称   大異山 高徳院 清浄泉寺
札所本尊   聖観世音菩薩(別称;
宗派     浄土宗
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古都鎌倉の象徴、「鎌倉の大仏さま」で親しまれている。内部は空洞、胎内に入って見学可。
ご朱印                      本尊の「阿弥陀如来」のご朱印も後日(2015-9-20)頂きました。

「観月堂と観音像」の紹介の銅板標

「仁王門」
仁王門を入り広い境内に進むと大仏が現れる。高徳院の本尊である「阿弥陀如来坐像」は、鎌倉にある諸仏の内、意外にも唯一の国宝である。

観音堂」の本堂
札所本尊の観音さまは何処にということだが、大仏の後ろに回り、大仏の囲いを出ると林の中に少々趣の変わった建物がある。

鎌倉大仏の石柱と鎌倉大仏の様々な景観

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鎌倉大仏はあまりにも有名だが、この寺の正式名称は「大異山高徳院清浄泉寺」という浄土宗の寺院である。美男におはす「鎌倉の大仏さま」:「国宝阿弥陀如来座像;総高13.35m」におまいりをしてから三辺を囲む回廊の裏へ回ると「観月堂」がある。「聖観世音菩薩像」が安置されている。
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札所第二十四番 亀谷山 壽福寺 「
正式名称   亀谷山寿福金剛禅寺
札所本尊   十一面観世音菩薩(別称;
宗派     臨済宗建長寺派
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鎌倉五山の第三位に数えられる寺。緑につつまれた石畳の参道。北条政子・源実朝の墓がある。
ご朱印

総門、銅板葺きの赤く塗られていたであろう古い総門があり、右手に「寿福金剛禅寺」と刻まれた石標が立っている。

本堂(仏殿)、総門の先は、「桂敷き」と呼ばれる石の敷かれた、両側には杉・楓・梅などの樹木が植えられた参道が山門へ真直ぐに続いている。

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現在は、総門、山門、本堂(仏殿)、方丈、鐘楼などを残し、風格を感ずる禅宗の寺院である。臨済宗建長寺派に属し、鎌倉五山第3位の寺格を持つ。総門から山門までのみ拝観可能。「鎌倉五山・第三位」に数えられる。総門から山門までの参道は、美しい緑と調和し心現れる思い。
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札所第二十五番 泉谷山 浄光明寺 「
正式名称   泉谷山 浄光明寺
札所本尊   千手観世音菩薩(別称;
宗派     真言宗泉涌寺派
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本尊の阿弥陀三尊像は、国の重要文化財。山腹の地蔵堂に「矢拾い地蔵」、「綱引地蔵」がある。
ご朱印

参道と山門

不動堂

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民家に挟まれた参道を進み、小さな山門をくぐると広々とした境内が拡がる。最初に目にする左手の入母屋造りの堂宇は、本堂に間違えられるが、客殿である。阿弥陀堂裏の段の付いた狭い路を登っていくと、裏山の中腹に出る。途中、振返ると諸堂の甍や、谷に佇む住宅、寿福寺の森、材木座海岸が望める。手前の宝形屋根が「阿弥陀堂」、その後ろに見えるのが「収蔵庫」、その右手の小さな宝形屋根が「観音堂」で、札所本尊の「千手観世音菩薩像」が安置されている。裏手の崖を登っていくと、草木が勢いよく生えた広場の奥のやぐらの中に「鎌倉二十四地蔵」のひとつである「網引地蔵」が祀られている。ご本尊は「阿弥陀三尊」で、脇侍の「勢至菩薩像」は「鎌倉十三仏」のひとつである。
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札所第二十六番 扇谷山 海蔵寺 「
正式名称   扇谷山 海蔵寺
札所本尊   十一面観世音菩薩(別称;
宗派     臨済宗建長寺派
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「花の寺」として有名。鎌倉でも指折りの萩の名所。ハナショウブもきれい。夏にサルスベリが見事に咲く境内はきれい。鎌倉十井のひとつ「底脱の井」がある。境内には、十六の井がある。
ご朱印

「」の石標と石階段

「山門」

山門から眺める本堂

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本堂の周りの景観(赤色の傘が印象的)

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「本堂」、「龍護殿」、「海蔵寺」と書かれた扁額が掲げられている。

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本堂内部と庭園・茶室

「薬師堂」
「薬師如来」を中心に、脇侍に日光・月光菩薩を配したいわゆる薬師三尊像が安置されている。

「海蔵寺」からの帰り道の途中にある、岩船地蔵堂

閑静な住宅地を進むと、つきあたりに緑に囲まれた海蔵寺の山門が見えてくる。三方山に囲まれた静寂の中に建っている。
「海蔵寺」へ向かう途中の斜面には所々やぐらを見ることができる。萩の花の時期も、山門前の石段両側からは、萩が覆いかぶさり石段を隠すようだ。季節の花が咲き乱れ、本堂につながる「茅葺の庫裡」の美しさがより引き立って見える。境内には複数のやぐらがあり、「薬師堂」の横を入っていくと16の穴が掘られて清水が沸いている「十六ノ井」があり、「十一面観世音菩薩」もこの井戸から現れたとされています。(十六ノ井の拝観には拝観料がかかるのでご注意)。本堂裏手の「庭園は非公開」、やぐらの前から庭園の一部を垣間見ることができる。このえりあは水に恵まれており、山門脇の墓地へ通ずる道の右際に、鎌倉十井の一つである「底脱ノ井」がある。
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札所第二十七番 若昇山 妙高院(建長寺山内) 「
正式名称   若昇山 妙高院
札所本尊   聖観世音菩薩(別称;
宗派     臨済宗建長寺派
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ご朱印(2012年5月20日)               ご朱印(2016年3月3日)

建長寺の参道からの眺めた山門、景観

山門正面(木戸)、大きな字で「」の置き板標

山門に掲げられている「妙高院」の木標(扁額)

本堂

本堂内部

建長寺の総門を入ってすぐ右手に「妙高院」がある。数段の石段を上がったところに柵で閉ざされた門がある。大きな字で「禁」と書かれているので、一瞬戸惑う。
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札所第二十八番 巨福山 建長寺 「
正式名称   巨福山 建長興国禅寺
札所本尊   千手観世音菩薩(別称;
宗派     臨済宗建長寺派
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鎌倉五山の第一位の寺。広大な境内には、四季の花々があり、桜、サツキ、萩、紅葉、サザンカ等が見事。見どころが多く、総門、仏殿、法堂(天井には雲龍図)、方丈龍王殿、方丈庭園等がある。
ご朱印

総門

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総門の景観

三門

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仏殿、堂内には札所本尊の千手観世音菩薩像が安置されている。法堂は国指定重文になっている。

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仏殿、法堂

仏殿内部

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唐門、竜王殿、他

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鐘楼堂、鎌倉三大梵鐘の一つである。


「建長寺」は「臨済宗建長寺派大本山の寺」で、我国最初の禅宗専門道場。その威厳を保ち「鎌倉五山の第一位」の寺格を持つ寺であった。近世禅宗寺院の様式を表した伽藍配置で、総門・三門・仏殿・法堂を一直線上に並ばせている。「千手観音菩薩」は、鎌倉に唯一現存する法堂(はっとう)に祀られている。千手観音菩薩像の手前には、「釈迦荒行の像」が安置されている。
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札所第二十九番 蓬莱山 龍峰院 「
正式名称   蓬莱山 龍峰院
札所本尊   聖観世音菩薩(別称;
宗派     臨済宗建長寺派
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ご朱印

石階段の参道、奥に山門

山門に「龍峰院」の木標が掲げられている。「蓬莱山」の扁額

山門の拡大

山門の脇の木戸を抜けると一直線の参道と両側は花木で埋もれている。この先に本堂がある。

「龍峰院」は、建長寺の総院の左手の石階段を登り、少し奥まったところに山門がある。一般の拝観者は、立入禁止で、門前に柵があり堅く門戸を閉ざしている。妙高院と同様、一般の拝観はできず、巡礼者は門の脇戸から入る。
以上
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