昨夜は俳優の向井理さんの「日本カンボジア親善大使」委嘱記念レセプションを行いました。
向井さんとは、カンボジアへの思いや今後の計画についてお話しし、親善大使の役割を重く受け止め、お飾りの存在になるつもりはない!そんな強い決意を感じました。また、スピーチにおける彼の真剣な言葉や表情からも参加者の方々に伝わったと思います。「カンボジアと日本の直行便」の新設など具体的な目標にもふれて下さいました。
芸能界のことにはまるで疎い私がなぜ向井理さんなのか。少し説明が必要かもしれません。
昨年12月、私は「アジア政党会議」に参加するため5年ぶりにカンボジアに行き、中国や韓国からカンボジアへの投資額が日本の数百倍に達することを知りました。日本はカンボジアの復興や開発援助に中心的に関わってきたのにこれではいけないと危機感を抱き、他国の投資状況を調査するため、日本カンボジア友好議連としてカンボジア訪問を企画。高橋昭一衆議院議員と一緒にカンボジア、ラオスで調査活動を行いました。斉藤つよし議連会長にも加わって頂きました。
現地では十数年来の友人で、カンボジアでコンサルタント業を営む小市琢磨氏に再会。日本のODAで設立した公社が韓国企業によってコントロールされる状況が生まれつつあるなど、政治がテコ入れしなければならない状況を教えてもらい、以降、国会内でのアクションを続けてきました。「友好」だけの議連ではなく、経済交流や観光の促進、さらにカンボジアが未だに抱える内戦の負の遺産について多くの方々に理解を頂き、それを乗り越えるためのアクションを起こす議連にしなくては!と、戦略を構築しているところです。
そんな中、小市さんは仕事を一時休業し、震災対応など高橋昭一事務所をボランティアとして手伝うことに。彼と話すうちに「世界ウルルン滞在記」で通訳を務めるなどして親交がある向井理さんがカンボジアに対して並々ならぬ思いを抱き、本気でサポートしたいと望んでいることを知りました。向井さんは多くの仕事のオファーがありながら、カンボジアを題材にした映画「僕たちは世界を変えることができない」を選択したそうです。
「向井理・日本カンボジア親善大使」実現に向けさっそく外務省との交渉を開始。高橋昭一議員の企画力、プレゼン力に引っ張られ、また、小市氏も向井氏側と粘り強く交渉した結果が昨夜のレセプションでした。多くの参加者の方々、そして向井理氏には心から感謝の気持ちでいっぱいです。
私は「僕たちは世界を変えることができる!」と信じています。UNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)に参加した時、私にとっては同僚だった中田厚仁さんが活動中に銃撃されて帰らぬ人になったけれど、お父さん-中田武仁さんが遺志を継ぎ、基金を設立してカンボジアの支援を開始。彼が殺された場所に「アツヒト村」ができ、基金の支援によって病院や学校ができ、人々の希望になっていること。何より彼の存在が、戦乱に苦しむ貧しい国に対して日本人として何ができるのか考え行動する大きなムーブメントをもたらしたことなどを挨拶で話しました。向井さんも「アツヒト村」についてはご存知でした。可能ならば次の映画では再びカンボジアをテーマに中田厚仁氏の役割を演じて欲しいとお願いしました。
http://homepage2.nifty.com/naoto1016/garally/atsuhito.htm
このプロジェクト、向井理さんという最高のパートナーを得て、昨夜新たに出発しました。日本だからこそできる独自の二国間関係の構築をサポートするため、私たちは本気で取り組んでいきます。
*今回は多くの皆さんの期待の声もあって、沢山の写真を使わせて頂きました!
レセプションの事、テレビで少しだけ拝見しましたが詳細がわからず阪口さんのblogまでやってきました。
とても詳しく書かれていたので頭の弱いアタシでも解りやすく読みやすかったです。ありがとうございます。
ウルルンや映画を見て、向井サンがカンボジアに対して熱い思いを抱いてたのは知っていたので、阪口さんに向井サンの思いが伝わった事も、こうして親善大使に選ばれ日本とカンボジアの懸け橋となれたことも嬉しく思います。
カンボジアの現状はすぐにどうこうなる問題ではありませんが、今回の事をきっかけに、より素敵な国になると確信しています。
私も何か出来ることがあれば協力したいです。
ぜひ教えていただきたいです。
阪口さん、日頃のお仕事もあり忙しいと思いますが、体を大事にこれからも頑張ってください。
P.S
中田厚仁さんの事は知ってはいましたが、実際行ったことはありません。
直行便が出来たら一番に行ってみたいと思います。
コメントありがとうございます。今回は当日の向井さんの姿を見たい!という声を沢山頂いたので、特別に多くの写真を使った構成になりました。
「日本カンボジア親善大使」としての向井さんにどんな役割をお願いしていくのか、企画書をさらにバージョンアップしているところです。私としてはカンボジアのために、日本にどのような役割を期待するか、カンボジアの一般の国民から、大臣を含む政策決定者まで向井さんにインタビューしてもらう番組を作るとか、世界遺産であるアンコールワットでのコンサートを向井さんのアイディアを活かしてプロデュースしてもらうとか、「向井さんだからこそできる」役割を、本人に直接お願いしたいと思っています。もし、皆さんにアイディアがあれば是非、ここにコメントをください。本人に直接伝えますからね!
1向井さんファンの私ですが、今回のカンボジア交流促進年にあたり
向井さんが親善大使になられた事を嬉しく思いました。
何か企画のアイディアがあればと言う事で、
まずはCMを制作してみるのはいかがでしょうか?
カンボジアといえばアンコールワットと地雷のイメージが強くて
それ以外のことはあまり知られていないのではないでしょうか?
私は以前旅行会社に勤めていましたが、お隣のタイやベトナムに行きたい人は多くても
カンボジアだけに行きたい人はあまりいませんでした。
なので、カンボジア大PR作戦です!
アンコール遺跡群の朝やけに始まり、シェムリアップのリゾートホテル紹介
そして美しい南国の花々、美味しい食事、優しい笑顔の人々など・・。
勿論紹介するのは向井さん♪
向井さんファンは向井さんの映画で興味を持ったと思うのですが、
もっと一般の方に「観光地」カンボジアを知って欲しいなと思いました。
手始めの思いだったので、(もうとっくにある企画だったならさくっとスルーでお願いします)
また何か思いついたらメールさせて頂きます。
阪口さんのこのブログも大切に読みたいと思います。
お身体を大切に頑張って下さい。
坂口さんのブログを読んで、今回の経緯がよく分かって納得しました。
もっと知りたいと思いました。
この機会に大きな反響が起こることを期待しています。
坂口さんからもカンボジアについてのページを作っていただいて わかりやすく教えていただきたいです☆
それを向井さんのブログで紹介してもらうとか・・・
向井さんブログの読者 すごく多いですし、坂口さんの言葉は分かりやすかったです。
また、活動報告教えてください。
お忙しいと思いますが頑張ってください。
民主党の公式HPにもレセプションのことが紹介されました。かなり詳しく経緯が書かれています。
http://www.dpj.or.jp/article/100407/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%B8%E3%82%A2%E8%A6%AA%E5%96%84%E6%B7%B1%E5%8C%96%E3%81%B8%E3%80%80%E5%90%91%E4%BA%95%E7%90%86%E8%A6%AA%E5%96%84%E5%A4%A7%E4%BD%BF%E5%A7%94%E5%98%B1%E8%A8%98%E5%BF%B5%E3%83%AC%E3%82%BB%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E9%96%8B%E5%82%AC
中田厚仁さんを私は知りません。映画化されることを私も希望します。アツヒト村を理さんが訪れ、紹介する番組でもぃぃから実話を伝えて欲しいです。
あくまでも私の願望ですが、カンボジアまでの直行便ができたら、記念に理さんジェットが飛ぶとぃぃな!!絶対乗って行きますから!!(理さんモノレールは日本国内で走っているのも嬉しいので)
長々とすみません。理さんを応援したいので、私たちにも何かできることを考えて頂けたら幸いです。よろしくお願いします。
向井さんがカンボジア親善大使になられたこと、本当に嬉しく思う反面、大変な重責だな~と思っています。
私もカンボジアに少しだけですが支援させていただいているので一度訪れたいと思っています。でも、あまり、カンボジアのツアーも少ないのが現状です。それに、正直タイとかには行きたいけどカンボジアには中々行きたいという友人も少ないです。
もっと、観光のイメージをUPさせることが大事ではないでしょうか?
そうしないと向井さんが願っている直行便につながらないように思います。
向井さんと行くカンボジアの旅などがあればきっと大勢の方が行かれて、そのときだけでも臨時の直行便が出来、それを足がかりになれば・・と単純なことを考えてしまいますがそう簡単な事ではないかも知れませんね。
航空会社の収益等もかかわることなので直行便が出来るまでの時間はかかると思いますが、ぜひ実現出来るPR作戦が必要かと思います。
昔、韓国のPRでヨン様がのCMされました。企業とのタイアップでの旅行もありました。そういうPR活動はとてもいいのではないでしょうか?
向井さんの親善大使期間は来年末まで。決して長期ではない。
この期間内でできること、この期間で種を撒ける事。
それぞれ目標をもって望まれることを願います。
まずは手っ取り早いのは観光PRですね。幸い円高ですし。
またカンボジアの若い方に日本に来ていただいて海外渡航者が激減している日本の若い世代と文化交流を持つ場をもうけたり、農業を学んでいただくなどのイベントもあるといいかと思います。
一番根底にあるのは人と人との繋がり。一過性の物で終わらないことを願っています。
記事とコメントを拝読させて頂きました。
ありがとうございました。
アイディアに関しまして、コメント欄に入れるには長すぎるかと思い、大変失礼とは存じましたがメールにてお送りさせて頂きました。
大変恐縮ですがお目通し頂けましたら幸せです。
日本とカンボジアの親善が長く深く、そして強い絆になりますようにお祈りしております。
http://www.boku-seka.com/
この映画を見終えて、すぐさま頭の中に思い浮かべたのが、以前教員をされていた当時の阪口さんとその教え子たちの姿でした。
あの頃の阪口さんは、教師目線から学生たちを見るのはなく、学生たちとともに考え、そして行動していたことを思い出します。その延長線上の活動が、この映画の舞台にもなったカンボジアにおけるチャリティーマラソンであったり、それを支援するチャリティーコンサートなどの実現であったように思います。
そんな阪口さんと教え子たちの姿が、この映画の中の学生たちとダブってしかたありませんでした。
現実的に、阪口さんの教え子たちが、今でもカンボジアやバングラデシュなど、世界の各地で様々な活動をしていることも時々耳にしています。
政治家になられた今も、そのスタンスは教員時代とあまり変わっていないことを容易に想像できますが、これからも若い世代の皆さんと平和構築の活動を続けていってください。期待しています。