今、海南市の自宅に戻りました。信号機故障で阪和線が大幅に遅れたお陰で、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーのマネジメントを読んだら」と原丈人氏の「新しい資本主義」を再読できました。どちらも非常に面白い本でした。
さて、今朝は民主党政調会長の玄葉光一郎内閣府特命担当大臣も同席した民主党「子ども・男女共同参画調査会」「厚生労働部門会議」合同の部門会議に出席しました。今日の議題は「子ども手当にかかわる3党合意にについて」。玄葉大臣から自民・公明両党との「3党合意」について説明があり、質疑応答の時間が持たれました。
ある議員から「今日の会議は大荒れになるよ。メディアも沢山来るし、阪口さんも発言して!」と言われ、身を引き締めて会場に入りましたが、ねじれ国会の厳しい交渉の中で、よく理念を守り、実を取ることができたと感じました。新聞の見出しには「子ども手当廃止」「児童手当復活」と、民主党が完全敗北のような文字が並びましたが、よく読んだ方は、名を捨てて中身を取った内容になっているとわかるはずです。
例を挙げると、これまで1万3000円だった手当は、0〜3歳、そして第3子には1万5000円に増額していますし、「児童手当」では対象外だった中学生も支給対象になっています。また、960万円の所得制限はありますが、支給対象になっていない高額所得者にも税制上の措置が行われます。
今回の合意に納得しているわけではないし、手当の名称を含め、当初の約束に近づけていく義務は継続しています。もっとも、私自身はもともと、「所得制限を設け、給食代などの現物支給も行うべき」「第3子以降は大幅な増額があるべき」との考えを対話集会などで言っていましたので、この点については理想に近づいたように思います。必要とする方に重点的な配分をしていくという形で、「社会全体で子育てを支える」理念は守られたとも思います。
従来の児童手当(約1兆円)から財源を2.2~2.3兆円に増額した結果、下記のような支給になりました。
民主党の子ども手当 今回の合意内容 以前の児童手当
0〜3歳 1万3千円 1万5千円 1万円
第三子 1万3千円 1万5千円 1万円
4〜小学生 1万3千円 1万円 5千円
中学生 1万3千円 1万円 なし
所得制限 なし 960万円 860万円
執行部は、自公は「子ども手当」の名前が変わることで民主党はマニフェストを放棄したと宣伝するだろうけれど、実質的な「児童手当」に戻ることを回避するための「合意」だったと強調していました。1年限りの時限立法だったものが「恒久的な子ども手当」になることも大きな前進です。
とは言え、「子ども手当廃止」とのメディアの報じ方を見る限りメディア戦略では完敗であり、この合意が、特例公債法案に直ちにつながるわけではないことも残念です。また、衆議院選挙の時は2万6千円の支給と約束していましたから、この点については見通しが甘かったとしか言いようがありません。
ともあれ、子どもの未来を政争の具にすることはやめて、復興財源としても重要な特例公債法案を早く通すために頑張らなくてはなりません。
所得制限と「社会全体で子育て」という理念は一致しませんし、もともと26000円って言ってましたよね。
信じられません。
まして、北朝鮮の革命家に献金しているとは。
もう許せません!!!
>これ以上子ども手当を政争の具にすることはやめて欲しいと切に願っています
?????
何言ってる! 選挙の具にしてきたのは民主党だろ!
26000円は何処行った
まずはゴメンナサイだろ!
何も出来ない嘘つき政党!
震災前から、財源の不備があって、マニフェストの半額の支給。
先々の財源もままならない段階で起こった震災。
そんなんだから日本の政治家は馬鹿にされんだよ。
子供のために、震災復興のために。
子供の未来を政争の具?
できない事をできるといった貴方がたの政党が一番初めに持ち出した政争の具でしょ?
自らの立ち居地見誤っているのではないでしょうか。
説明責任も重要ですが、本当に大切なのは、真心に貫かれた視点と信じます
台湾の仏教NGO は、そうであったはずです。
これからも活躍して、正しい政治を広めてください。
年収400~800万円程度の中堅所得層の子育て世帯で、扶養控除廃止による増税との差し引きで、以前の児童手当よりマイナスになってしまう場合があります。
最大で子ども1人につき4万9000円、子ども2人なら9万8000円のマイナスです。
マイナスになる世帯は200万世帯を超えます。
3党合意では、所得制限を超える高額所得者の負担増対策には言及していますが、中堅層のこうした負担増には一言もありません。
こんなことで「子どもの育ちを応援する」などと、よく言えたものだと思います。
いまどんな内容も 批判を受け止めるためには、まず報告がありきではないでしょうか
反省から学び、より良い政策にもってゆく。
正しい心と議員バッチなくしては、絶対に実現できません
わたしは、引き継ぎ応援します。
政治家が『手段』と『目的』の区別もつかない状況はに呆れるばかり。(政治家の目的は当選する事と言われれば返す言葉もありませんが…)
『日本国のためになる政策』であれば、どの党の政策だろうがかまいません。
『民主党のマニフェスト』自体には鼻紙ほどの価値もありません。他の政党も然りですが。
国の借金=未来の子供たちの借金、をどんどん増やしながら、「子供の未来」とはワザと言ってますか?ギャグですか?