今日は21世紀枠で50年ぶりに甲子園に出場した海南高校の応援に行きました。海南高校は私の自宅からジョギングで3分。2008年に統合した大成高校と合わせても27年ぶりの出場です。甲子園は超満員。3塁側アルプス席は、緑の帽子をかぶった大応援団に埋め尽くされ、熱気にあふれていました。
試合が始まるまで、私は正直、まともな試合になるのか心配でした。エースで4番の岡本君が先週の練習試合で死球を受けて骨折。ほとんど試合経験のない控え投手が先発では、序盤に試合が壊れてしまうことを想定せざるを得ず、何とか途中まででも食らいついて欲しい!と祈るような気持ちでした。
ところが、試合は思いがけず海南ペースで進みます。高校生らしいキビキビしたプレー、小技を駆使した果敢な攻撃と再三の好守で8回までは池田高校を圧倒。神崎投手はわずか1安打に抑える好投で、3-0とリードを広げた時は勝利を確信しました。しかし、8回に2点を返され、9回はノーアウト満塁から逆転サヨナラ負け。甲子園で勝つことの難しさを思い知らされました。
2本のタイムリーを打ち、8回は超ファインプレーで逆転のピンチを救ったショートの空山君。9回のピンチではダブルプレーを焦ったのでしょうか?痛恨のエラーでピンチを広げ、打った瞬間は本塁でのダブルプレーかと思った最後の一打も無情にも前進守備の空山君の横を抜けていきました。再三素晴らしい守備を見せていただけにさぞ悔しかったことでしょう? 崩れ落ちそうなほど泣きじゃくっていた姿が印象的でした。
最後は残念でしたが、不可能を可能にする闘志を見せてくれた海南高校の選手には心から感謝したいと思います。海南がひとつになった素晴らしいひとときでした。
甲子園のスタンドで
先取点に盛り上がる海南高校応援席
3点目を取って沸き返る海南高校応援席
勝利を確信する海南高校応援席
9回裏の大ピンチに前進守備を行う海南高校
激戦を物語るスコアボード
試合が終わり、3塁側スタンドに挨拶に来た選手たち
海南高校の記念ボール