阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

風に立つライオン

2015年01月05日 00時17分16秒 | ボランティア
 今夜は『風に立つライオン』という歌をテーマにしたBSプレミアムの番組に釘づけになりました。

 歌手のさだまさしさんが、今から40年前に医師・研究者としてケニアで働いていた青年を題材に作ったとても感動的な歌。番組の中では、その医師と一緒に当時の病院を訪ねたり、この歌によってアフリカに導かれマサイ族と結婚して暮らす女性や、スラム街で医師として働く女性など現地の日本人の思いに迫ります。

 「風に立つライオン」、私は知らなかったのですが、衆議院議員に当選した後で、政治の先輩から「阪口さんも、こんな思いでアフリカで活動してたんやろ」とCDを貸して頂いて初めて聴きました。歌声と共に自分自身が国連のPeace Keeperとしてモザンビークの少数民族の村で過ごした日々の記憶が鮮やかに蘇りました。そして今日、理想を追って生きることは、孤独や不条理と闘い、受け入れ、楽しむことなんだなぁと改めて実感。風に立つライオン、それはたぶん言葉の響きほどカッコいい生き方とは限らない。でも、例え、もがき、あがく姿の中にも志は忘れてはいけないと心に刻みました。

 私の任地だったモザンビーク・カーボ・デルガード州での当時の写真です。



モザンビーク総選挙の当日、投票に来た人々が大勢集まってきて写真を撮って!とせがまれました。国連ブルーの帽子とベスト姿ですね。


朝起きたら女性たちが家の前で魚を獲っていました。


元女性ゲリラが当時の格好でシサノ大統領を歓迎しています。


灼熱の太陽の下、工事現場で働く女の子。


私が住んでいた村をヘリコプターから見た風景です。銛や網を使った素朴な方法で魚を獲る人々が住む漁村でした。


山岳少数民族のマコンデ族の女性は、1975年頃までこのような風習があったそうです。


1994年9月24日。独立蜂起30周年の日、選挙キャンペーンのためにやってきたシサノ大統領を歓迎する若者たち。