阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

「農村観光」の可能性

2008年10月16日 23時32分18秒 | 政治
 yoshiさん、コメントありがとうございます。

 昨日は農家を取り巻くお話を沢山聞くことができて有意義なひとときでした。後継者の問題は、本当にどこに行っても最大の悩みのようです。

 「農業だけでは食べていけない」現実を直視すれば、戸別所得保障の創設は勿論ですが、やはり、農業・環境に関連した産業を興すこと、また、「農業をやりたい」都会の方と、「農業を継がせたい。手伝ってもらいたい」地元の方々を効果的にマッチさせる政治・行政・NPOなどの仕掛けが必要になると思います。私がかつらぎ町において一番可能性を感じるのは「農村観光=グリーンツーリズム」です。「食の安全」「ふれあい」「癒し・安らぎ」に対する需要は、大変大きなものになってきていますから、大阪などから週末に来れる紀北地域は絶好のロケーションにあると思います。

 私がかつてリサーチで訪ねた長野県飯田市は、バブルの時代のリゾート開発、スキー場開発に乗り遅れ、長野オリンピックの恩恵もなく、経済的に停滞が続いていました。しかし、だからこそ残った農村風景や、名古屋などからの距離の近さを活かした「農村観光」→定住に向けた仕掛けが大きな支持を呼び、今では日本の「農村観光」のメッカになり、関連して農作物の加工なども活況を呈しています。私は、かつらぎ町、九度山町、紀の川市などは、同じようなコンセプトで農村観光を開発する大きな可能性があると考えています。

 それにしても昨日の月は本当にきれいでしたね。大きな見事な夕陽が沈んだ後に、もうひとつ太陽が昇ったのかと思うほど、柿畑の向こうに見えた月は見事でした。私は和歌山で見る月や星空、夕陽の美しさは、都会とは比較にならないほど美しいと思います。これも立派な観光資源です。

 明日は橋本市で早朝活動です。毎日毎日日の出の美しさも味わえるなんて、本当に幸せなことですね!




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