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世界の覚書

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ロシアは落としどころを見失っている

2008年08月24日 | 地政学
日経:ロシア軍、黒海の港湾を管理下に グルジア議会「戦争状態」延長
石油積み出し港がある黒海沿岸のポチを管理下に置くと表明。ロイター通信によるとポチでは地元市民によるロシア兵に対する抗議行動があった。グルジア議会は今月9日に宣言した「戦争状態」を9月8日まで延長することを決めた。ロシア軍参謀本部のノゴビツィン次長は23日、「ロシアの平和維持部隊は警備のためポチを管理下に置く」と言明した。同次長は調停にあたった欧州連合(EU)議長国フランスのサルコジ大統領と合意していると説明したが、真相は不明だ。
緩衝地帯を設けるだけでなく、ポチをも支配下に置く構えか?

ロシア部隊、ポチ港に駐留継続=米艦船の人道支援で緊張も-グルジア(時事通信) - goo ニュース
ロシア軍のノゴビツィン参謀本部次長は23日、同軍のグルジアからの撤退完了後も、同国西部の港湾都市ポチにロシア平和維持部隊が駐留を続け、同市を支配下に置いていることを認めた。同次長は「部隊はパトロールを行い、市内を管理する」と述べ、駐留が長期化することを示唆した。AFP通信によると、ポチ東部の橋は戦車を動員したロシア部隊が管理しているほか、ショベルカーを使って陣地を構築する兵士の姿も見られるという。(中略)一方、米国がグルジアへの人道支援目的で派遣したミサイル駆逐艦を含む艦船は22日、ボスポラス海峡を通過して黒海入りした。グルジアのメディアは、24日にもポチに入港すると伝えており、同市を支配するロシア部隊との間で緊張が高まるとみられる。
ポーランドも黒海にフリゲート艦派遣…ロシアは不快感(読売新聞) - goo ニュース
グルジアの人道支援目的で黒海に入った米国やドイツ、スペインの艦艇にポーランドのフリゲート艦が加わったことを明らかにした。
西側はロシアの、限度を越えた行動を容認するとは思えない。ロシアは対抗してポチを押さえる構えになっている。今はまだいいとしても、陣地構築など、瀬戸際政策の勢いがある。落としどころを見失っているのは、西側じゃなくて、ロシアのように思える。

心配を感じさせたのは、ロシアの大統領の発言。恫喝的で容赦ないが、それだけに稚拙(な帝国主義)を感じさせた。今後、ロシアはイニシアティブを失う事は避けられないが、それでも大丈夫なのかが、少し心配なのだ。

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