期間限定

日々忙しく生活していると、それらは永遠に続くかのように錯覚してしまう。
社会生活、企業での勤務、家庭生活、子育て、友人との交流・・・
その終わりを少しも感ずることなく、その渦中にあるものだ。
だが、よくよく考えておくべきなようだ。
そういった濃密で繁忙な日々は、その全てが期間限定のものだという事を認識しておくべきらしい。

◆永遠に続くわけではない、期間限定なのだ
　企業での勤務ひとつをとってみても、折衝・報告・会議・送別会・忘年会・結婚祝い・転勤・・・濃密な人間関係だ。
　だがそれらの全ては、定年までという期間限定の濃さなのだ。
　そしてそれは、定年＝リタイアしてから気づくもののようだ。
　だから生活の渦中の全てで、定年等のその後を想定して備えておくべきということ。
　まあそれは、子育てでも似たようなものだ、子供はいつまでたっても子供ではなく、勝手に巣立って行ってしまう。
　その時の喪失感はとても大きなものだろう。

　ずっと心を安定させておくためには、一つの組織・一つの集団・ひとつの生活にとどまっていてはいけないようだ。
　そこから先は自由で、ダブルワークもいいし、趣味を持つこともいい、一人の生活を楽しむ姿勢でもいいようだ。
　つまり、ただひとつのことだけを大事にしていると、それが失われたときに大きな精神的負担となるのだ。
　何事も、永遠には続かないのだ。

　→指摘を受けて感じたのですが、たしかにそうですよね。
　　だがそれは、つらいことや不幸なことについても同様なんでしょうね、いつかはトンネルを抜ける時が来る・・・