幸運の女神の従い方

今日は、１５～１６世紀イタリアルネッサンス期の政治思想家のニッコロ・マキャベリだ。
たしか、「君子論」で有名な方だったと思います。
一言で言えば、現実的な政治理論の方のようです。
そんな彼は、こんなことも教えてくれています。

◆幸運の女神は物事を冷静に考えすぎる人よりも果敢に行動する人によく従うようである
　この言葉には、多くの示唆が含まれているように感じます。
　世に、幸運の女神はたしかに存在する。
　だが、その女神を捕まえたり活用したりするには、ある意味テクニックが必要なようだ。
　それは思慮深く行動することなのでしょうか、否。
　半分ぐらいまとめたり、理解をしたら、それに向かって努力することなのでしょうか、どうやらそれが正しいようです。
　果敢に行動するこれこそが必要条件であり、幸運の女神の捉え方のようです。

　ついでに、他の偉人達の言葉も確認しておきます。
　「無知を恐れてはいけない、偽りの知識を恐れよ。」これはパスカルの原理で有名なパスカル言葉。
　「いかに長く生きたかではなく、いかによく生きたかが大切だ。」紀元前古代ローマの哲学者セネカだ。
　こうして確認してみると、現在でも中世でももっとさかのぼって紀元前でも、真理は概ねひとつということのようだ。
　よく考えて行動する～誤ったと感じたら直ちに修正する～新しい環境を把握する～時代や環境にふさわしい行動をする～この繰り返しに尽きるのではないでしょうか・・