つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

自分でつかむ「あと一歩」

2023-02-05 06:44:01 | 日記
ひろゆき氏風に言えば、これはおいらの「感想」であって、根拠のある「事実」ではない。
それでも、仕事、特に職人さんの仕事というものは、全ての人に参考になるものだと思います。
大工の棟梁である、中村外二氏の言葉だ。

◆この道(大工)で生きていこうと思ったら、材木を知ることが一番の基本です。
 材木を知らずに家は建てられません。
 百年持つはずの家が五十年くらいで腐ったり折れたり痛んだりすることがあります。
 長持ちしないのは、できたものが悪いという事なんです。
 ただそういったことは、最初はなかなかわからないものです。
 朝早く起きたり、あるいは夜中に現場に忍び込んで他人の仕事のやり口を盗み取るんです。
 大工の仕事というものは、本で読んだり口で教えられるものではない、身体で覚えるものなんです。

 自分で苦労して習得したものは、いつまでも残るんです。
 それにね、誰だって一番大事なことは教えてくれませんよ。
 私だってね、自分で苦労して苦労してあと一歩と言うところまで行っても、そのあと一歩がなかなか教えてもらえない。
 また、口で教えられれてもわかるものではないわな。
 他人から教えられた受け売りでは、役に立たないものです。
 だから、夜仕事が終わったあとから、他の人の仕事をのぞきにいくんです。
 あいつは、早く仕事ができたけれどどうやったんだろうとか、今日は仕事が全然進んでないけどなんでだろうとかね。
 終始他の先輩職人の仕事を見ながら、それに近づくように努力していくんです。
 口や本がモノを言うのは、身体で技術を覚えた後のことなんです。

 →なんとも厳しい世界のようですが、それは一般のビジネスパーソンにとっても同様なのかもしれませんね。