命は何万年もない

他の方々がどう思っているかは知りませんが、黒柳徹子さんはなかなかの知性派だと思います。
そんな彼女が、こんな米国の劇作家の芝居をを紹介してくれました。
２０数歳で神に召されたエミリーさんについてです。
　
◆自分が一番幸せだった日とは
　エミリーが人生で一番幸せだった日は、１２歳の誕生日だったそうだ。
　お父さんもお母さんももちろん若い姿だ。
　パパとママがこんなにも若いなんて知らなかったし、家の中や庭には懐かしくて素敵なものがいっぱいあった。
　でも、あるものや見るものが皆素敵だから当時はわからなかったんです。
　それが永遠に続くものではないことを知らなかったんです。
　
　私は本当の幸せをわかっていなかったわ、命が何万年もあるみたいに思い込んでいて。
　人間って、生きているときって、何も見ていないんですね。
　家族が顔を見合わせていて、なのにいまが幸せだということに気づいていなかったんだと思います。
　幸せってなんだろうと思います。
　そのときそのときの自分が幸せならば、それでいいんです。
　でも忙しくて、親の顔を見れなかったり、仲の良い友人とも疎遠だったりということもあります。
　そんな人たちのことを少しでも思ってみることができれば、生きているうちに幸せを感じることができるんじゃないかと思います。

　→幸せな時には、それを感じられないのかもしれません。
　　そして、それを失って初めて感じるものなのかも知れませんね。