やわらかな頭

おいらは以前、施主の立場で店舗の建築工事に携わっていたことがある。
なので、時折り工事現場に赴き、安全対策で自分用のヘルメットをかぶることがあった。
そんな時に口の悪い上司からは、考えが浅いとか頭を使っていないことの𠮟責に、「キミの頭はヘルメットをかぶるためのものか」、と言われたものだ。
そんな「頭」について、知の巨人とも称される外山滋比古氏がこんなことを教えてくれた。

◆やわらかく考える
　「急に頭をよくすることはできなくても、頭にうまくはたらいてもらうコンディションづくりならできない話ではない。」

　→そうかそういうことだったんだ。無い知恵をいくら絞ってもないものは出ない。
　　そうではなく、頭がはたらきやすくすればいい訳だ。
　　たぶんそれには、頭をリラックスさせればよく、散歩とか温泉とか神社参拝がいいんだろうな。
　　やたらと根を詰めてもいい知恵が出るわけではないということなんだろう。

　「日頃していることをほんの少し変えるだけで、ずいぶんと変わってくる。
　　新しいことのように見えても、それは意外にも昔から言われてきた知恵と同じだったりするものだ。」

　→同じような行動習慣では同じような発想しか生まれないということなのかな。
　　昔から言われている先人の知恵を参考にするのもいいかもしれないな、布団の中、乗り物に乗車中、トイレが発想にいいと聞く。
　　考えてみれば、それらの最中はリラックスしているのかもしれないなぁ。