つぶやき、遊び・仕事・日常

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自分の考えを相手に受け入れてもらう

2023-01-14 07:06:56 | 日記
米国のデール・カーネギーは、自己啓発の先駆者と言ってもよいのかな。
彼は「人を動かす」ことと、「話し方」について、多くのことを語っている。
今日は、そんなひとつをピックアップしてみた。

◆友好的な雰囲気をつくる
 よく言われることなのだが、(交渉の)相手は他人だ、なので自分とは異なる考え方を持っている。
 そんな人に、自分の考えを受け入れてもらうためには、友好的な雰囲気をつくることが有効だというう。
 ブルーワーカーの作業現場で、全米最大級のストが発生し、多くの労働者が怒りをあらわにして賃上げを要求したシーンだ。
 しかし、実業家のロックフェラーは現場を訪れ、自分に向けられた激しい憎悪が燃え盛る中で、こんな感動的なスピーチで見事に乗り切ったのだ。
 
 「今日は私の生涯で記念すべき日です。
  わが社の従業員の皆さんとお会いできて光栄に思います。
  ここにいることができて、誇らしい気持ちでいっぱいです。
  私たちはともに働く仲間として、友好的な雰囲気で会い、共通の利益について話す機会を持てたことを嬉しく思います。
  今、私は皆さんと親しい間柄になれたように感じています。」

 この友好的な雰囲気と共通の利益を強調したスピーチにより、それまで怒り狂っていた労働者 たちも感動したのだ。
 もしロックフェラーが、労働者たちの行動や態度の誤りを論理的に証明していたら、
 彼らの怒りはさらに激しく燃え上がりストは収拾がつかなくなっていたことだろう。

 →なるほど、難しい局面であればこそ対決姿勢は避けるべきなんでしょうね、参考になります。