つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

新しい価値

2020-09-06 06:58:23 | 日記
世の中で人気のある人やモノは価値があると言える。
だが、この世の中というものは結構いい加減なような気がする。
昨日までの人気者が、今日はバッシングの対象なんてこともあるし、唐突にタピオカがブームになることもあった。
つまり、世の中やみんなというものは割とあいまいなようだ。
松尾芭蕉の句にこんなのがあった。

◆新しい価値を発見する
 「枯れ枝に 烏のとまりけり 秋の幕」

 枯れ枝はそれのみでは無価値だ。烏だっておそらくそうだろう。
 しかし、その背景に秋の夕焼け空が広がっていたらどうか。
 これはなんと、金屏風に墨絵を描いたような芸術美ではないか。
 無価値だったはずの枯れ枝や烏は、準主役級の扱いとなる。

 人も同様なのかもしれない。
 無価値として見捨てられていた人やモノに、新しい価値を発見する。
 それにより、人生ががらっと変わることもあるかもしれない。
 その時には、人生っておもしろいな、と言っていることだろう。
 先日にも書いたが、画家ゴッホの言葉に通じるものがある。
 「美しい景色を探すのではなく、景色の中に美しいものを見出すのだ。」
 はてさて、果たしておいらに新しい価値を見出すことはできますかねぇ・・