Goatmoon / Finnish Steel Storm


フィンランド発 Black Metal、Goatmoon
2007年の 10曲入り 2ndアルバム。

この 2nd音源で初めて Goatmoon のサウンドを聴いたのですが、聴く前に勝手に想像していたよりもかなりメロディアスなサウンドで、思わず1曲目から聴き惹き込まれました。。荒々しくも Raw に疾走する楽曲、メロディアスに掻き鳴らされるギター、そして、随所で効果的に取り入れられている Key が、楽曲を更にメロディアスで印象深くに仕上げておりますな。。気持ちしゃがれ気味に喚き叫び歌うヴォーカルワークもなかなかに強力、且つ、邪悪です。。
こういう言い方をすると語弊があるかもしれませんが、サウンドは以外にまともで、かっちりとしているなぁ....というのが感想です。多分、このかっちりさは Goatmoon の活動以外に、Armour というへヴィーメタルバンドでも活動されているからかなぁ....などと勝手に推測したりするのです。。ちなみに、Armour ではドラムを担当されてます。。

レーベル にて、アルバムの 1曲目が試聴できますのでチェックしてみてください。。
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Be Persecuted / I.I


中国発 Black Metal、Be Persecuted
2007年の 8曲入り 1stアルバム。

No Colours Records からのリリースということで、期待を裏切ることの無い Depressive で メロウ、且つ、エモーショナルで、寒々しくも殺伐とした病みまくりなブラックメタルサウンド。。。ジリジャリとしたノイジー塗れなギター、バックでさり気なく取り入れられ、メロウさを増させているKye。速いパートはあるものの緩急目まぐるしいというサウンドではなく、アルバム通してはゆったり目のテンポで淡々と進む曲展開。。そして、この Be Persecuted のサウンドを更に病ませているのが、もう発狂しておかしくなっているのではないかとさえ思ってしまう位の絶叫ヴォーカル。。このヴォーカルさんは、聴いていて思わずニヤけてくるくらいにキテますなぁ。。もしこの絶叫ヴォイスを近所の人に聴かれたら、間違いなく白い目で見られると思います。。。

レーベル にて 1曲試聴出来ますので、ぜひチェックしてみてください。
同レーベルの Wigrid に近い雰囲気がありますな。。
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Suffocate Faster / Don't Kill The Messenger


US発 ハードコア、Suffocate Faster
2006年の 11曲入り 2ndアルバム。

重過ぎず、かと言って軽すぎず、程好いブルータル&メタリックさでモッシュフルに展開する楽曲。力強くダーティー気味に叫び歌うヴォーカル。。各曲にはこれでもかとばかりなビートダウン/モッシュパートが組み込まれ、聴いているともう自然と体が反応して揺れております。。
正直、ちと型に嵌ったハードコアサウンドで、数多く存在するこの手のバンドの中では特に目新しいとこはないのですが、このモッシーで程好い極悪な楽曲にヴォーカルさんの程好い悪さ具合が、もう個人的なツボを直撃なんですなぁ。。落としてくる曲展開があればなんでもかっこいいのかといえばそうでもなく、そのバンドの落としてくるパートの取り入れられ方が好きか嫌いか、というのが大きいとは思うのですが、取り入れられ方のセンスもあると思うのです。。

どんな感じのサウンドか実際にチェックして頂くのが一番かと思いますんで、リンクしました myspace にて、2曲目 "Time vs Time" 、3曲目 "Taste My Steel" 、4曲目 "The Beginning" をぜひ試聴してみてください。。
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Fimbulthier / The Battle Begins


ドイツ発 Pagan/Viking Metal、Fimbulthier
2007年の 10曲入り 1stアルバム。

1曲目のドラマティカルでメロディアスなフレーズがリフレインされるインストは、思わずガシガシと行進したくなる様な、正に 「The Battle Begins」 な感じでして、危うく早くもチビりそうになりました。。しかし、2曲目の出だしのギターのメロディアスなフレーズで我慢できずにチビってしまいました。。。サウンドは程好い疾走をメインにしたメロディックデスメタルな要素が強い楽曲が多く、そこにミドルパートも組み込まれ、且つ、印象的でメロディアスなギターのフレーズが各曲毎に搭載された、非常にメロディアスでドラマティカルなサウンドなんですなぁ。。ヴォーカルは吐き出す様に喚き歌うのをメインに、ロウなデスヴォイスも随所で絡め、なかなかに力強いです。。
いやしかし、兎にも角にもアルバム通してメロディーが実に良いです。7~8分の長めの楽曲でも、ダレることなく聴き惹き込ませてくれます。。中でも、ミッドテンポの 5曲目、"With Fire and Claws" のラストのアコースティックギターでの閉めの展開から、6曲目 "Battlesong" へと雪崩れ込む曲展開は実に堪らんです。。というか、もう全曲堪らんです。個人的な話、今年度の上位に食い込むこと間違いなしの音源です。。

HP の Media のページにて、2曲目 "Blinded By Hypocrisy"
3曲目 "Predators In A Human Shape" をぜひとも試聴してみてください。
Highly Recommend !!
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When Man Meets His Maker / Against the Grain


US発 Melodic Death Metal/Hardcore、
When Man Meets His Maker
2005年の 5曲入り EPデモ音源。
バンドは既に解散しております。。

ギターのメロディアスで切なげなフレーズが楽曲の前面で取り入れられたメロディックメタルサウンドに、モッシーに落としてくるパートも組み込まれたニュースクールなサウンドなのですが、楽曲のメタル度数の割合がかなり高くて、これがもう実にかっこいいサウンドなのです。。随所で奏でられるギターの切なげなメロディー/フレーズに、落とす展開以外にも緩急の付いた展開をみせる楽曲は、なかなかにドラマティカルな曲展開をみせます。。特に 3曲目後半でのアコースティックギターが入るパート、悲しげなピアノの音色で始る 5曲目は、その後の展開もメロウでメロディアスなのですがモッシーでブルータルと、思わず聴き惹き込まれますのです。。喚き叫び歌うヴォーカルをメインに、ロウデスヴォイスも絡むヴォーカルワークもなかなかに良い仕事をしております。。

影響を受けたバンドに Prayer For Cleansing の名前が挙がっているのですが、正にドンピシャではなかろうかと思います。。メロディックメタル好きの方にもぜひともお勧めしたいサウンドなのですが、いかんせんバンドが解散しているんすよねぇ。。リンクしました myspace にて、このEP音源の 1曲目 "Deceiver" 、2曲目 "Progressions" 、3曲目 "All that is Flesh" 、5曲目 "The Legend" をぜひチェックしてみてください。
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World's End Girlfriend / Hurtbreak Wonderland


日本発、エレクトロニカ etc....、World's End Girlfriend
2007年の 10曲入りアルバム。

今作ではピアノ、ストリングスの音色が、より切なく、より叙情さが増し、アルバム通して聴くと、前作以上に穏やか、且つ、優しいゆったり目なサウンドで、聴いていると琴線をこれでもかと突いてきて、気持ちをほっこりと落ち着かせてくれるのです。。その優しくも美しいサウンドに所々で突如として切り込んでくるノイジーな音は、美と暴で相反するのですが、それはメロディックデスメタルの如くに、より美しさが際立ち、聴く者を惹き付けるのですなぁ。。

それにしても、もう、ため息が出るくらい美しいです。。
個人的に、4曲目での優しくも切ないストリングス、ホーンの音色、そして、ラスト 10曲目での優しく穏やかなメロディーは、聴いていると体の内にある尖った気持ちがそぎ落とされ、まるで浄化されるかの様な気持ちになりますのです。。細かなジャンル云々は抜きにして、ぜひとも多くの美メロ好きの方にチェックしてみてほしいですなぁ。。。
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World's End Girlfriend / The Lie Lay Land


日本発、エレクトロニカ etc....、World's End Girlfriend
2005年の 10曲入りアルバム。

打ち込みサウンドだけでなく、ストリングス、ホーン、ピアノ、ギター等により生で奏でられる切なくも叙情的なメロディーがただただ美しく、もうひたすらに儚くも耽美な世界が奏で描かれております。。その美しいサウンドの中には、コラージュされた色々な音、突如として切り込んでくるノイジーな音、そして、アヴァンギャルドでフリーキーな展開が取り入れられたりもしております。。ダウンテンポでしっとりとしたサウンドがベースとなっているのですが、このサウンドを聴いていると周りの空気が様変わりし、美しいサウンドの後を追いながら内へ内へとベクトルが向き、思わず空想の世界に耽てしまうのです。。。ラスト 10曲目での生ドラムに切ないホーンの音色は、もうただただ惹き込まれます。。

アルバム 2曲目、"We are the Massacre" をぜひチェックしてみてください。
曲のタイトルと映像はちとアレですが、サウンドはじわじわと沁み込んできます。。
美メロ好き、ゴシック/ゴシックメタル好きの方にお勧めしてみたい音源、サウンドです。
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