初めて行った吹田スタジアムは想像以上にピッチが近い上,客席を覆う屋根が札幌ドームよりも低いためにサポーターの声をダイレクトに跳ね返す感じで,選手とサポーターの一体感はドーム以上という印象を受けた。
ネットでカテゴリーだけを決めて買った席は,ガンバサポ側に近いバックスタンドの中段だったのだが,結果的にはまさに目の前でガンバの怒濤のゴールラッシュという歴史的屈辱の証人となる栄光に浴することとなった。
前半はアデミウソンのPK失敗というプレゼントを貰ったこともあったが,中盤と前線3人でテンポ良くボールを廻し,ゴール前まで迫る場面もあった。試合前の練習中に起こったチャナティップの離脱という,今の札幌にとっては「10人で闘え」と言われるに等しいアクシデントを,チームワークによって跳ね返そうという気概さえ感じられる瞬間もあった。
けれどもそのアデミウソンの飛び出しから最初に失点してからは,守備ラインはもうズタズタだった。ただでさえ個々の守備能力に劣るDFラインが,ボール際の競り合いでことごとく後塵を拝し,復調気配が見られる井手口らにロング・フィードの出所を抑えられては,武蔵もアンデルソン・ロペスもまともにシュートを打てる態勢すら作れないで終わってしまった,という印象だった。
それにしてもチャナティップが一人抜けるだけで,ここまで攻め手を失ってしまうという現状を,ミシャはどう捉えているのだろうか。曲がりなりにも攻撃の意識を見せたのは白井ただ一人。途中から入った荒野がいつも通りチェイシングしか出来ないのは想定通りとしても,左サイドの菅が完全に左サイドバックに下がってしまって中途半端な4バックでズルズルと相手に翻弄され続ける状況を修正する手は打てないものなのか。
このままでは降格ラインまでの勝ち点差9点さえ,安穏としていられるものとは思えなくなってくる。
2001年に生涯ただ一度だけ,代表の試合を海外(パリ:サン・ドニ,対フランス代表戦)で観戦したことがあるのだが,その試合もやはりこの日と同じ0:5というスコアだった。これはある意味,わたしが何かを「持っている」ことの証左ではないかという気もしてくる。けれども何としてもアウェイのスタジアム巡りという,数少ない楽しみを継続したい私にとっては,川崎戦に続いてどうやら年に一度は起こることが恒例化してしまったらしい「アウェイの惨劇」を断ち切るべく,守備陣の奮起を強く望む。
ネットでカテゴリーだけを決めて買った席は,ガンバサポ側に近いバックスタンドの中段だったのだが,結果的にはまさに目の前でガンバの怒濤のゴールラッシュという歴史的屈辱の証人となる栄光に浴することとなった。
前半はアデミウソンのPK失敗というプレゼントを貰ったこともあったが,中盤と前線3人でテンポ良くボールを廻し,ゴール前まで迫る場面もあった。試合前の練習中に起こったチャナティップの離脱という,今の札幌にとっては「10人で闘え」と言われるに等しいアクシデントを,チームワークによって跳ね返そうという気概さえ感じられる瞬間もあった。
けれどもそのアデミウソンの飛び出しから最初に失点してからは,守備ラインはもうズタズタだった。ただでさえ個々の守備能力に劣るDFラインが,ボール際の競り合いでことごとく後塵を拝し,復調気配が見られる井手口らにロング・フィードの出所を抑えられては,武蔵もアンデルソン・ロペスもまともにシュートを打てる態勢すら作れないで終わってしまった,という印象だった。
それにしてもチャナティップが一人抜けるだけで,ここまで攻め手を失ってしまうという現状を,ミシャはどう捉えているのだろうか。曲がりなりにも攻撃の意識を見せたのは白井ただ一人。途中から入った荒野がいつも通りチェイシングしか出来ないのは想定通りとしても,左サイドの菅が完全に左サイドバックに下がってしまって中途半端な4バックでズルズルと相手に翻弄され続ける状況を修正する手は打てないものなのか。
このままでは降格ラインまでの勝ち点差9点さえ,安穏としていられるものとは思えなくなってくる。
2001年に生涯ただ一度だけ,代表の試合を海外(パリ:サン・ドニ,対フランス代表戦)で観戦したことがあるのだが,その試合もやはりこの日と同じ0:5というスコアだった。これはある意味,わたしが何かを「持っている」ことの証左ではないかという気もしてくる。けれども何としてもアウェイのスタジアム巡りという,数少ない楽しみを継続したい私にとっては,川崎戦に続いてどうやら年に一度は起こることが恒例化してしまったらしい「アウェイの惨劇」を断ち切るべく,守備陣の奮起を強く望む。