子供はかまってくれない

子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。

2014年ブラジルW杯グループリーグC組 日本対ギリシャ【0:0】

2014年06月20日 23時39分15秒 | サッカーあれこれ
テレビ朝日が長年使ってきた宣伝文句「絶対に負けられない試合がそこにある」を地で行く試合だったが,その体で言えばミッションはクリアしたことは確か。だが良いサッカーをして負けた試合,例えば1年前のコンフェデ杯のイタリア戦なんかに比べても,圧倒的にフラストレーションが溜まる試合だった。 ザッケローニのチーム作りには敬意を表してきたが,最終目標としてきた大会で,4年間の積み重ねを放棄して総力戦を諦め,取 . . . 本文を読む

映画「インサイド・ルーウィン・デーヴィス 名もなき男の歌」:ギターと猫と船員証。でも演歌ではなく

2014年06月17日 22時25分13秒 | 映画(新作レヴュー)
ボブ・ディランがフォークシーンに登場する直前の1961年のグリニッジ・ヴィレッジ。ディランの師匠格と呼ばれたデイヴ・ヴァン・ロンクの回顧録を元に生まれた架空の人物「ルーウィン・デイヴィス」の物語。その人生は甘く,少しハードで,なんとも切ない。もちろん,あのコーエン兄弟が作り出した人物だけに,背後には不穏な空気もたっぷりだ。 大きな変革を前に社会の空気に緊張感が満ち始め,人々がフォークソングに自分 . . . 本文を読む

2014年ブラジルW杯グループリーグC組 日本対コートジボワール【1:2】

2014年06月15日 21時25分27秒 | サッカーあれこれ
ザッケローニに監督が替わってからこなしてきた数多くの試合の中でも,出来としてはおそらく最悪の試合と言っても良いゲームが,よりによってW杯の初戦に来てしまった,という感じだ。 4年近くの歳月をかけて育ててきた連動した動きとボールを動かす術を,世界に対してまったく見せられなかった悔しさによって流されたであろう涙は,レシフェのピッチに降った雨のように強く激しいものだったに違いない。 本当に何も出来なか . . . 本文を読む