子供はかまってくれない

子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。

2017年J1リーグ第29節 札幌 VS 柏【3:0】

2017年10月14日 16時34分06秒 | サッカーあれこれ
まさかの結果だった。ボール支配率が43%だったことはさておき,シュート数で11対5と圧倒的な差を付けられながら,放ったシュートの6割がゴールネットを揺らす結果となろうとは。
ジェイの決定力,シュートは打たせても,最後にコースへ足を出してギリギリでシュートを枠からはみ出させ続けたディフェンス。ここで得た勝ち点3は,残留争いの終盤戦に向けて,限りなく大きな力をコンサイレブンに与えることになろう。

伊東順也のドリブルの切れ味,クリスティアーノのオールラウンドな技術,ディエゴ・オリベイラの体幹の強さ,そしてボール廻しのスピード。予想通り柏のサッカーはどれを取っても圧倒的だった。特に試合開始直後や後半3点目を取った後の怒濤の攻撃には,残留争いをしているチームとはひと味違う迫力と高いセンスが感じられた。おそらくどこかで1点取られていれば,試合展開はまったく違ったものになっていた可能性も高い。

しかし終わってみれば3対0の圧勝。先取点を取ったときの宮沢のポジション取り,ジェイの高い打点,そして常に二人で囲い込む原則を守り続けた粘り強い守備。どれもが勝ち点3をもぎ取るんだという気迫に溢れたプレーの連続だった。いつになく得点を重ねても,場内に安堵の空気が流れなかったのは,新潟戦の記憶がこびりついていたからだろう。「1点もやってはいけない」。柏の掲示板には「チャナティップ,うちに欲しい」という書き込みもあったそうだが,交代選手も含めて選手も観客席も,勝利を渇望するボルテージは時間を追うごとに高まっていったように感じた。

残り5試合。清水,鳥栖,東京のうちどれか2試合を勝てれば,残留が現実のものとなる可能性は高い。何としても最後まで,今日のような試合を続けてほしい。来季もチャナティップをチームに留めるためにも。FORZA!


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