Waigaya Riders Club

Waigaya Riders Club(1998年1月発足)の発起人、タロウのブログ。
バイクの話がメイン

乗り換えてバージョンアップを必要とした時 その2

2007-04-19 19:37:00 | 楽屋裏話

 さて、その2は1988年。
なんでこんなに正確に覚えているかと言うと、それは限定解除をした年だからです。
当時の限定解除の試験は、減点が無い(満点)だけでは受からず、「大型バイクの重さとパワーの扱いに慣れているな」と試験官にわかる様に走らなければ、受からなかった時代です。
だからむしろ、峠攻めを積んでいるライダーには楽だったとも言えます。
そんなノリノリの状態でしたので、1台目に買ったCBR750は、乗り始めて数時間で慣れてしまい、実は約2ヶ月で物足りなくなって飽きてしまったんですよね…。(笑)
断言しておきますが、当時のナナハンとしてはスメ[ツ性も高かったです。馬力も実測で100ps近く有ったマシン(公称77ps)ですし。
ただ、コレの前に乗っていたのはRG400ガンマ。
スズキの濃さが染みついてしまうと、ホンダは飽きやすい…。
思い切り偏見ですが。(^^ゞ

なので、元々欲しかったGSX-R750に乗り換えてしまったのでした。
CBR750に乗っていたのは2ヶ月半でした。
当時は独身貴族でしたしね~~。(^^ゞ

ところがこのGSX-R750、なかなかCBR750の様に振り回せない。
確かにペースは上がってます。CBRの時より間違いなく速く走ってる。
でも、いつもどこがに不安を感じていました。
Fサスがフルアジャスタブルだったので、いろいろいじって見たのですが、当時の私の知識と技量では、明確な答えは出ず。

今なら、前輪の動きが正確過ぎて逆に存在感(接地感)がわからず、それを不安に感じるので思い切って攻められない、と明確に答えられますし、それの解決策(サスセッティンング&乗り方修正)も簡単なんですけどね。(笑)

それで、当時の私はどうしたかと言うと、ひたすら乗りました。(笑)
休日は朝から晩まで峠通い。
1ヶ月当たり2000キロ以上は走っていたような…。
はい、もうそれしか手がなかったんです。(笑)

それでわかった事は、ラジアルタイヤの特性。
タイヤは3セット目だった記憶が。

具体的には、突っ込み度合い(フロント荷重の残し度合い)によって接地感がずいぶん変わるんだ、と言う事。
それ以前より、もっと思い切ってブレーキを残したままコーナーに入る方が、逆に安心感を得られると言う事でした。
そこに安心感さえ得られれば、自由自在度が大幅に増えて積極的に操り、さらなるチャレンジをしたくなる…。(笑)

※余談ですが、この成功体験が900SSに乗っている時(パワーアップ後の後半)にジャマをします。
マルチとLツインでは、ブレーキ荷重の残し方が根本的に違いますから。