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落語立川流で、故談志家元他界後、初の真打昇進者となった「立川志ら乃」さんの披露公演があり、池袋の東京芸術劇場に行ってまいりました。
志ら乃さんからは、「笠碁」、「唖(おし)の釣り」、「五貫裁き」と3席を熱演。「五貫裁き」は初めて聞く噺でした。噺の中では滑稽に描かれることの多い侍ですが、この話に出てくる奉行は、一見町人に厳しい裁きをしたように見せかけて、その実豪商を懲らしめるような結果をもたらす行動をとっていました。こんな支配者であってほしいという庶民の願望が表現されているのでしょうか?
師匠の「志らく」さんはまさかの「時そば」を。5代目小さん師匠、志ん生師匠果ては談笑師匠の蕎麦食いの演技につき細かい解説がありました。きっと談志家元もそういった稽古をされていたのでしょう。
中入り後の口上では、志らく師匠から、「今は古典をデフォルメして、笑いの多い噺を追及しているが、その段階から噺の背景を追及する段階に進んで欲しい」という趣旨の口上を述べておられました。
ホール落語はちょいとした緊張感も漂う空間であります。
<写真:今日のネタ表です。>
志ら乃さんからは、「笠碁」、「唖(おし)の釣り」、「五貫裁き」と3席を熱演。「五貫裁き」は初めて聞く噺でした。噺の中では滑稽に描かれることの多い侍ですが、この話に出てくる奉行は、一見町人に厳しい裁きをしたように見せかけて、その実豪商を懲らしめるような結果をもたらす行動をとっていました。こんな支配者であってほしいという庶民の願望が表現されているのでしょうか?
師匠の「志らく」さんはまさかの「時そば」を。5代目小さん師匠、志ん生師匠果ては談笑師匠の蕎麦食いの演技につき細かい解説がありました。きっと談志家元もそういった稽古をされていたのでしょう。
中入り後の口上では、志らく師匠から、「今は古典をデフォルメして、笑いの多い噺を追及しているが、その段階から噺の背景を追及する段階に進んで欲しい」という趣旨の口上を述べておられました。
ホール落語はちょいとした緊張感も漂う空間であります。
<写真:今日のネタ表です。>