行政視察（2日目）

委員会視察の2日目は、福井県越前市です。

越前市の公立中学校では、学校給食で「スクールランチ」を導入しております。

従来の学校給食とは異なり、メニューは選択制を採用し、お弁当の持参も認めているとのこと。食事も1週間交代で「さわやかルーム」という名の食堂で取り、大学の学食のように一つ一つのメニューをトレーに取っていく。「順番に並んで待つ」という習慣も身につくのでは？と思いました。メニューは専用の端末で事前予約制となっており、生徒一人一人にICカードを持たせて、カードを端末にかざして予約との整合を取る仕組みとなっていました。スクールランチのみならず、越前市の学校ではIT化（この言葉も死語になりつつありますが）が進められており、各教室に1台のパソコンとプロジェクターが導入されているとのこと。教育にふんだんに予算を割いていることが伺えます。

スクールランチの趣旨は、健康、安全、環境問題への関心を深めること。家庭からの弁当持参も選択肢として認めることで、自ら対応できる能力を育てること。との説明が学校側よりありました。

「食育」の「育」の部分でも、どの生徒さんもしっかりと挨拶をしていることが印象的でした。（私もあんなにしっかりと挨拶ができていたでしょうか・・・？？）また、部活動も盛んで、全国大会へ出場する部もいくつかあると聞き2度びっくりでした。決して金額だけでは計ることのできない「効果」を見たような気がいたしました。

視察を受け入れていただいた越前市の皆様、学校の皆様、ありがとうございました。

＜写真：スクールランチのあるメニュー。学校給食も様変わり＞